もう一度行きたいワイナリー
みんなの旅応援団 さいとぅ
2016/04/28 投稿
大学卒業後、就職前に何かしようと思いついた、弾丸ひとり海外旅行!
友人の住むカナダへ行くついでに、サンフランシスコに3泊することにしました。
私は普段からお酒を飲むのが好きなんですが、サンフランシスコもカリフォルニア・ワインが有名で、
ナパ・バレーという、ワイナリーのたくさんある観光地へいくのがメインイベントでした。
本当は「ワイントレイン」でいくワインツアーに参加したかったのですが、当時の私はそんなお金の余裕はなく・・・
最安でいくために朝早起きして、フェリーとバスを利用することに。
事前に時刻表などで調べた限り、余裕を持って到着できる予定でしたが、バスがなんとものんびり走る!!
途中に運転手の交代で休憩が入ったり、お客さんの出入りに時間がかかり、時刻表はあってないようなものに・・・
結局私が目的のワイナリーに到着したのは、出発から6時間以上経ってからでした。
気を取り直して受付でワイナリー見学ツアーの申し込みをしにいくと、
「今から参加すると、バスで最終のフェリーに間に合わないよ」と言われてしまったのです!
しかもタクシーだと約1万円もかかると・・・まさに絶体絶命!!
私が困り切って絶望していると、なんと受付の女性が
「私があなたをフェリーまで送ってあげるわ!」と言ってくれたのです!
なんでも、私がちょうど彼女の娘さんと同い年くらいだったらしく、
娘さんと重なってどうしても放って置けなくなったのだそうです。
そして本当に彼女のおかげで工場見学もでき、最終フェリーにギリギリ間に合いました!
フェリー乗り場では娘さんにも会えて、記念に一緒に写真も撮りました。
メイクアップアーティストになることが夢とのことで、ファッションもメイクもばっちりで、私とは全然雰囲気が違いましたが、とても気さくでやさしい子でした。
最後にはお土産にと、ワイナリーオリジナルのワインまでくれて、貧乏旅でフルボトルを買うことを躊躇した私には感激のプレゼントでした。
帰国後、お礼を言いたくてワイナリーに電話をかけてみましたが不在・・・それならばとお手紙を送ってみましたが、娘さんにネイルチップを送りたくて同封したのがまずかったのか、検問に引っかかったようで返送されてきてしまいました(アメリカ厳しい 泣)。
Facebookに問いかけたり、どうにかコンタクトできないかと試行錯誤しましたが、結局その後連絡を取り合うことができませんでした。
今は一期一会のような状態ですが、いつかもう一度ナパ・バレーの同じワイナリーに行って、彼女に「ありがとう」を伝えたいです。
アメリカのバスはバリアフリーで、車椅子の方もアクティブです!そのため乗り降りも多いです。また運転手さんもトイレにいったりご飯を買いにいったりと、勤務中でも小休憩のようなものがしばしば入ります。人間的で私はいいなと思う面もありますが、時刻表はあてになりませんのでご注意ください(笑)