中国大連|みんなの旅話

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中国大連

ぱっそ さん

2020/12/08 投稿

 

私は、仕事の関係で2か月に1回、主に中国遼寧省へ出向く生活を送っていました。
COVID-19の影響で、現在はその生活も一変してしまいましたが・・・

中国に行けなくなって半年以上経った今、
やはり中華料理がとても恋しく思ってきました。

中国の内陸の都市は川魚やザリガニが主体ですが、
遼寧省の海岸沿いの都市は海鮮が豊富なので、
さまざまなバリエーションの魚や貝、甲殻類が楽しめます。

当然海鮮も好きなのですが、羊湯(ヤンタン)なるものも大好きです。
羊湯は庶民的な料理で、町のあちこちで見かけます。

羊とありますが、実際は山羊の肉で、
山羊の肉をぐつぐつ煮込んだ山羊スープが羊湯です。
おすすめします。

そんな駐在生活の中で、時間に余裕がある場合、
さまざまなスポットを訪れ、中国文化というものを体験しています。

今回ご紹介するのは、以前大連の水族館を訪れた際のエピソードです。
老虎灘という大連では結構有名な観光スポットです。

中国人にとっては、ありきたりな水族館でしょうが、
日本人にとっては、結構文化の違いを感じられるスポットなので、
ぜひ行かれることをおすすめします。

この水族館のおすすめスポットとして
まずご紹介するのが、生き物ふれあいコーナーです。

生き物と触れ合えるコーナーは日本にもありますが、
さすがは中国。
ここでは絶滅危惧種のアオウミガメが登場です。

写真の水たまりの中にきらりと光るのは、
中国の硬貨です。

中国人は池のようなものがあると、
開運を祈って硬貨を投げ入れる習性があります。

自然界でも過酷な暮らしぶりであろうアオウミガメも、
こんなふれあいコーナーに来てしまうとは思ってもみなかったでしょう。

子供はカメの足を持って引っ張り回したり、
綺麗なお姉さんも甲羅を押さえつけて自撮りするなど、
やりたい放題。これぞ中国です。

次のコーナーでは、セイウチショーの真っ最中。
懸命に腹筋運動をやってみせ、
中国文化に馴染もうと必死です。

その必死な姿もかわいらしいですが、
背中にハートマークがある点もお茶目。
このハートマークが偶然できたものであると信じたいところです。

次のアザラシ遊泳コーナーでは、
誰でも勝手に柵を乗り越えて、
アザラシの姿を間近で観察できるというワイルドさ。

飼育員が止めることもしないので、
この水族館ではいたって普通のサービスのようです。

こんな過酷な環境で日々過ごしている水族館の生き物たち。
ホッキョクグマだけは、疲れを隠しきれなかったのでしょう。
終始生気を失ったような姿でした。
こんなワイルドな中国にまた自由に行き来できるのはいつになるでしょうか・・・

旅トクアドバイス

大連は中国の中でも日本人に寛容な都市です。