心も救ってくれる警察官
mj さん
2022/07/06 投稿
私は高校生の頃、1年間ニュージーランドへ留学しました。
最初はほとんど英語が喋れない上に、
私の通っていた現地校はとても新しい学校で授業スタイルなども
全く新しく戸惑うことばかりでした。
英語が喋れないといいながらも、
相手が言ってる嫌なことに限ってなんとなく理解できちゃったりして、、
そんな苦しい日々を送っていました。
しかし、そんな生活の中だからこそ、
やはり本当の優しさというのを身に染みて感じることがとても多かったです。
前置きが長くなってしまいましたが、タイトルにもある通り、
私はニュージーランドで人の安全を守る警察官に
心をも救ってもらった経験があります。
それは学校でcultural festivalが行われた日でした。
行きは、いつも通り一緒に住んでいるドイツ人のホストシスターと
共にホストファミリーに車で学校で降ろしてもらいました。
学校に到着してからはホストシスターは彼女の友達と、
私は私の友達と約束があったため別れて行動していました。
ホストシスターは元々festivalの後も友人と
partyに行く約束があったらしく夜も遅くなると話していました。
ホストファミリーは夜まで用事がありお迎えに来ることができない、
と話しており、私は思わず強がり
「友人とdinnerに行くかもしれないし、バスで帰れるから大丈夫」
と話しました。
しかしその後案の定私は友達と早めにお別れをし
一足早く家に帰ることになりました。
ホストシスターが隣で盛大に楽しんでいる様子に
少しjealousyを抱きながらも私は
「しょうがないバスで帰ろう」と決意しました。
しかし外を見た瞬間、そこには今まで見たことないくらいの雨で
氾濫してしまっているような状態でした。
傘も持っていない私がどうしようかと立ちすくんでいると
今度は雷まで鳴り響き始めました。
田舎だったこともありバス停が遠い上、
調べてみたらバスは止まっているとのこと。
夜遅くなる、と事前に伝えてきていたホストファミリーに
SOSを伝えることはできず、
私はしょうがなく徒歩1時間の道を歩くことを決意しました。
歩いている人すらみたことがないような、
田舎道を土砂降りの中歩き始めた私。
今思うと他の選択肢もあったのかもしれませんが、
まだ頼れる人も少なかった上、
盛り上がっているホストシスターの隣に1人で立ちすくむのが辛くて、、
不安に包まれながらも無我夢中で歩き続けていました。
5分ほど経ったそんな時。
突然反対車線を走っていたパトカーが歩いている私を遮るように止まり、
「どうしたの?乗りなよ」と声を掛けてくれたのです。
驚きながらも、安堵と喜びで胸が張り裂けそうで、
この瞬間は今でも鮮明に覚えています。
留学は慣れるまでの時間はとても辛いし、
私は人種差別といったとても苦しい経験もしました。
でもそれ以上に人間の本当の暖かさや愛情に触れ、
人間として大きく成長できたと思います。
帰国する際には離れたくないくらい大好きな友達が
たくさんできてとても幸せでした。
これから留学する方がいるのなら、
私は英語が喋れなくても積極的に喋って
どんどんトライすることをオススメします!
応援しています!!
ニュージーランドは自然がとても豊かな国で、海や山、川などでもアクティビティがとても盛んなのでぜひトライして見てください!