ニューヨークの思い出
tabby さん
2023/03/28 投稿
もう30年ほど前ですがニューヨークへ行きました。
ブロードウェィ近くのホテルに宿泊しました。
3月の終わり頃でしたが、ホテルを出るとニューヨークの朝は
身体を刺すほどの寒さで震えあがりました。
それでもしばらくすると不思議なもので、
この寒さにもすぐに慣れてしまいました。
そこで近くにあったセント・パトリック教会の朝のミサに参加したあと、
広大なセントラルパークで十分な散歩をして歩き回り、
メトロポリタン美術館でシャガールの絵画やロダンの彫刻
「カレーの市民」などを見て回りました。
それでも全部見るのは無理だとあきらめて、
次にティファニー宝石店へ足を運び、ここで銀製の小さなスケールを購入しました。
そして疲れてしまったのでホテルに戻ってぐっすり眠ってしまいました。
翌日はフェリーに乗って自由の女神像を見物。
下から見上げると凄い迫力でした。
王冠のところにある展望台へは、
ニューヨークのお上りさんと一緒で、なかなか前には進みません。
やっとたどり着いたと思ったら、今度はさっと通りぬけて
あとはさっさと降りて行くだけでした。
その後ヘリで空の散歩が楽しめると聞いたので、
さっそく申し込んでマンハッタン上空を飛んでもらいました。
貿易センタービルやマンハッタンブリッジ、ブルックリンブリッジ、
ハドソン川、セントラルパーク、多くの高層ビルの上を飛んで、
ヤンキースタジアムのあたりまで行きました。
午後になってから地下鉄に乗ってコニーアイランドへ行ってみました。
クジラのいる水族館があるのです。
その日は水曜日で休館日であることはわかっていましたが、
入り口に職員と思われる暇そうな人がいたので尋ねたら、
やっぱり「今日は休みだよ」と言われてしまいました。
今は3月なので海岸近くの遊園地も閑散としていましたが、
夏になるとニューヨーク市街からみんながどっと海水浴に訪れるのでしょう。
東京でいえば三浦海岸のようなところですね。
夜になると今度はエンパイア・ステートビルに行きました。
展望台には柵が張り巡らされていました。
そしてニューヨークの灯りは金色に統一されていました。
函館や長崎や香港・シドニーの夜景とは異なり、
単一色のあかりも何となく風情がありました。
翌日はワシントンDCに行き、ホワイトハウスやリンカーン像などを見て、
現地の人に訪ねてジョージタウン大学などへ足を運びました。
ここでちょっと失敗したのが、大きなスーパーへ入ったのはいいですが
出口がわからなくなってしまいました。
どうにかドアのところにたどり着いたのですが、
今度はドアが開かない。
鍵がかかっているのか?どうしようかと困っていると、
向こうの方から中年の男性が手で上にあげるようにと教えてくれています。
横に長いバーがついていたので、
それを上にあげると簡単にドアが開きました。
ちょっと恥ずかしい思いをしましたが、無事に出られました。
最後の日は夜にブロードウェィでミュージカル「キャッツ」を見ました。
チケットを買って近くの店で軽く食事をしてウインターガーデンシアターへ行きました。
入り口で受付の女性に案内されて座った席は、
なんと最前列の中央の席でした!私のための特別席のようでした。
舞台で演じる俳優たちの息づかいまで聞こえます。
幕の合間に観客は舞台に上がらせてもらえました。床が濡れています。
俳優たちの汗が飛び散っているのです。
それほどみんなが熱心に演じているのです。
本当にすばらしい舞台でした。
【写真については、
旅の思い出としてべス・イスラエル病院前で写しているもの。タクシーから降りた時に写したものだったと思います。】
私は言葉はあまり気にしません。ジェスチャーでもどうにかなるものです。それに荷物もあまり持っていきません。現地調達でもいいと思っています。