お客さまの声｜クチコミ・評判

新婚旅行で、初めてハワイ島とオアフ島に行った。

ハワイ島で泊まったマウナラニの地域は、世界三大パワースポットと言われており、
昔、王族の養魚場だったとされるフィッシュポンドや、オーラが写る不思議な洞窟など、
魅力的なところがたくさんある。

朝、早く起きて散歩してみた。朝日に照らされて、溶岩大地が赤く光っていた。
岩影から、マングースがひょこっと顔を出した。小さくて可愛い。

ハワイ島は、朝も夜も、ずっと心地よい気温で、柔らかい風が吹いている。
不思議と心も穏やかになってくるようだった。

日本にいると、あれして、これして、と何をしても、
まだ足りない、という思考になってしまう。

ここでは、そんなことはなかった。ただ、風にあたって、日差しを浴びて、
この空間の中で息をしているだけでもう十分だった。
こんな気持ちのまま、ずっと過ごしていけたら、、そんな思いを抱いた。

ホテルの部屋には、大きなベランダ、ラナイがあり、
ハワイ島の海を眺めながら食事をとることができる。

私たちは近くのスーパーマーケットまで自転車を走らせて、地元の食材などを買った。

ハワイ島のいちごは、日本の甘いいちごとは違い、もっと野性的だった。
野菜のように歯ごたえがあり、フレッシュで、あまり甘さはなかった。
でも生命力があり、食べると元気が出てきた。

私たちは次の日、キラウエア火山に行った。
火山への道は、まるでモノクロの世界のように、溶岩が真っ黒に固まっていた。
そのモノクロの世界の中に、緑と赤に光るものが見えた。

ハワイの花、オヒアレフアだった。小さな命が必死に芽吹いていて、
思わずカメラのシャッターをきった。

ハワイ島での日々は、まるで今までの日常とはかけはなれていた。

旅は、人生を何倍にもしてくれる。
よしもとばななさんが、小説の中でそう言っていた。
もっと、自分の目で、世界の色々なものを見て生きていきたい。そう思った。

マウナラニのホテルでは、朝食ビュッフェもとてもよくて、気持ちのいいテラスで、
できたてのオムレツなどをいただいた。
海をゆったり眺めながら、ゆっくり朝食をとる。

心ゆくまで朝食を楽しんだあとは、二人とも水着に着替えて海に行った。
体ごとハワイのパワーに包まれていた。カバナに寝そべり、遠くに見えるマウナケアを見ていた。

ああ、ハワイ島。いつかまた行きたいな。
大きな愛と優しさを感じた島だった。