小さな島の魅力|みんなの旅話

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小さな島の魅力

ノースリーブ さん

2022/08/26 投稿

 

イタリア、ナポリからフェリーで1時間ほど離れた
小さな島「プロチーダ島」へ行ってきました。

島の周りには多くの
ラグジュアリープライベートボートが停泊しており、
ヨーロッパ各地から多くの人が夏のバケーションに
訪れていることがうかがえました。

ラグジュアリープライベートボートが多く
停泊しているとは思えないほど、
プロチーダ島は「島」独特の雰囲気が感じられました。

島の雰囲気はとても明るくカラフルに彩られた
歴史を重ねた建物が立ち並ぶ街並みで、
ローカルの住人と観光客が交わり賑わっていました。

島自体が小さいこともあり、少しの大通り以外は
車2台がすれ違えないような狭い道路ばかりでした。

私の記憶が正しければ島に信号は一つもなく、
車もバイクも自転車も人も周りを見ながら進むといった感じでした。

道が狭いにもかかわらず車は人やバイク等を避けながら
早いスピードで進んでゆき、車が行き詰まればその間を
バイクや自転車がどんどん攻める!といった調子。

日本出身としてはとても新鮮な光景でしたが、
不思議なことに事故はほとんど起こっていないようでした。

音楽を聞きながら走る人はほとんどおらず、
まさに自分の周りを五感を使って感じながら
自分の行き先に向かっていくような印象でした。

観光客は無料で島中を回っているバス
又はタクシーでの移動が主な様子。

そんなローカルな雰囲気を感じながら
よりさまざまな道を散策できる様、
私たちはバスやタクシーの様な公共交通機関を使わずに
電動自転車での移動を選びました。

坂道が多いせいか電動バイクも少し漕ぐだけで
猛スピードで進みます。

そんな慣れない自転車で石畳の道を走る時はもう大変。
最初の15分程度はとても怖かったことを覚えています。

しかし、気づけば自分もローカルな人に紛れて
五感の交通ルールに慣れて街並みを楽しみながら
移動できる様になりました。

せっかくなので、あえて様々な道を通って散策していると、
気づいたら無限に続く急な上り坂に辿り着きました。

いくら電動とはいえ石畳の急な坂道を登り続けることは
大変でしたが、高台に近づくほど気持ちがたかぶりました。

坂道を登り終えかけたころ、多くの周りの人が坂から
横向きで写真を撮っている姿に気付きました。

私もちらっと横を見るとそこには
カラフルな街並みと輝く海を見下ろす大絶景!!!

思わず自転車をとめて景色に釘付けになりました。
あえて自分の力と五感を使う移動手段を選び
現地を感じながら進んだことで辿り着けた
絶景の一枚を、投稿させていただきます。

旅トクアドバイス

旅をする際はあえてタクシーではなく途中下車できる交通手段や自分の足を使って、積極的に散策してみてはいかがでしょうか。