魅力あふれるモロッコ
hachi さん
2022/12/26 投稿
ずーーーーーっと行きたかったモロッコ。
青の街シャウエン 迷路の街フェス 砂漠の街メルズーガ
渓谷の街テネリール 海の街エッサウィラ
お祭りの街マラケシュ モロッコというと世界三大うざい国として
バックパッカー界隈では名高く、警戒しながら入国しました。
しかし、そんなことは杞憂に終わりました。
今では心から大好きな国のひとつになり、
多くの方にモロッコを訪れて欲しいと感じています。
すべての街が旅人を優しく包み込む情緒ある国、
それがモロッコです。
今思い返しても人々の笑顔が真っ先に思い浮かびます。
テラスでコーヒーを楽しんでいるお兄さん、通りを歩く学生たち、
道で遊んでいる子どもたちが屈託ない笑顔で話しかけてくれた場面は数えきれません。
「Welcome to Morocco!」 モロッコで話しかけてくれた人々は、
胸に手を当て、口を揃えてこう言ってくれました。
初めてのバックパック中期一人旅。
初めての飛行機乗り継ぎ。 初めてのSIM購入。 初めての長距離バス。
初めてのAirbnb利用。 初めての外国人の友達。 ・・・
初めてづくしで不安ばかりでしたが、
モロッコで出会った人々のお陰で一生忘れることのない
思い出深い一人旅となりました。
ひと月かけてモロッコ国内をぐるりと回りましたが、
一番記憶に残っているのは砂漠です。
Airbnb(民泊サイト)で取った宿では、
ホストから多くのことを学びました。
彼はもともと砂漠に住むノマド出身で、
幼少の頃はテント暮らしだったそうです。
ベルベル文化やベルベル語、ベルベル風モロッコ料理などを彼から学びました。
帰国した今でも彼に教えてもらったタジンを作って楽しんでいます。
一番印象に残っている彼の言葉を紹介します。
「僕は観光客をリスペクトしている。
観光客からの支援(チップ)があったから学校へ通う(定住)ことができたし、
英語は彼らから学んだ。だから宿を始めて、その時の恩返しをしているんだ。」
物乞いをする人やぼったくりをする人がいない訳ではありません。
むしろ観光地になればなるほどそういう人は増えます。
何が正しいかを言及する気はありませんが、
彼の気概と行動力に感銘を受けました。
私も彼を見習ってたくさんのことを吸収し、
感謝して生きていきたいと思います。
最後になりますが、写真は宿の近くの砂漠へ一緒に散歩したときに撮ったものです。
オアシスに女性たちや親子が水を汲みに来て、家に持って帰るのがこの町の日常です。
砂漠はツアーが一般的ですが、お時間のある方はぜひ滞在してみてください。素敵な出会いが待っているはずです。