初めての海外ボランティア
みんみん さん
2023/01/04 投稿
大学4年生の冬、卒論も就活も終わってぼんやり過ごしていました。
そんなときに、たくさんある時間を使ってなにかしてみたい、
とセブでの海外ボランティアに申し込みました。
それまでに3度海外へ行ったことはありましたが、
いずれも1週間という短い期間でした。
今回は3週間という期間、1人で海外へ行く、
という自分にとってのチャレンジでした。
申し込んだあとは、ソワソワしつつも準備を進めていきました。
最寄りの銀行に行きましたが、フィリピンペソの扱いがなく、
縁あってこの外貨両替ドルユーロにたどり着きました。
友だちにボランティアへ行くんだ、と話をすると、
フィリピン?!とみな一様に驚いていました。
いざ、フィリピンに着くと、まず交通状況に驚きました。
クラクションがそこらじゅうに響き、
車が走る中をぬうように横断する人。
そして、停車中の車の窓を叩き水を売る人。
バイクタクシーに何度も声をかけられました。
そして、翌日からボランティアが始まりました。
毎日各地のスラムや教会をめぐり、たくさんの人に出会いました。
特に印象に残っているのは、海上スラムです。
文字通り、海の上に立つスラム街です。
竹でできた通路を渡り、たくさんの家が連なっています。
通路は穴が空いていて、すぐ下は海なので気を抜けません。
ある女の子の家に行き、海上スラムでの生活について話を聞きました。
そこで、彼女の家は日本人のボランティアによって建てられたことを知りました。
とても感謝している、と嬉しそうに話す顔を見て、
わたしにもなにかできることがあるかもしれない、と思いました。
お話が終わると、教会へ行き、クリスマスパーティーに招待されました。
海の上に立つ広い建物の中で、彼らのダンスを見ました。
楽しい音楽を聞き、笑顔で生き生きと踊る彼らを見て
目に涙がにじみました。これが幸せだ、と思いました。
今回のボランティアを通して、
日本に住む自分とフィリピンに住む彼らとの生活の違いに、
大きなショックを受けました。
自分はなんて恵まれているんだろう、と恥ずかしくなりました。
しかし、フィリピンに住む彼らはいつも笑っています。
今生きるその瞬間を大切にし、また、家族と一緒にいられる時間が
何よりも幸せだと思って暮らしているからです。
自分に何ができるのか、何をしたいのか、
まだ答えは出ていません。
しかし、これからも考え続けます。
またすぐフィリピンへ行きたいです。
騒がしくて、陽気で、少し危なっかしいセブが大好きになりました。
現地の人とたくさん話をしましょう!友だちとふたりでビーチへ行ったとき、現地の方とお話をし別れました。その後お土産を買いたいと思い、メッセージを送ってお土産のアドバイスを求めると、わざわざ歩いてお土産屋さんに連れて行ってくれました。わたしは危ない人ではないか、とドキドキしましたが全くそんなことはありせんでした。自分の身も守りつつ、出会いを大切にしてください!