空港で出会った実習生
こりん さん
2023/04/26 投稿
タイのスワンナプーム国際空港で隣の椅子にいた男の子達。
まだ、ここなら周りに日本語わかる人達いないと
友人とくだらない会話をしていたら、
Google翻訳を開きながらニホンゴ...チョットワカリマス
と話しかけてきた笑笑
え?とびっくりして、どこからきたの?聞けば
ミャンマーから大阪に壁塗り?佐官職人?の実習で行くんだとか。
ミングラバー!と唯一知っていたミャンマー語の挨拶をしたら
ミングラバー!と大喜びで返してくれた。
他の国を選んで仕事に行くこともできたのに
なぜ日本を選んだの?と聞いたら
ニホンハ、センソウガ、ナイカラ。
あー戦争ね... とちょっと衝撃。
ミャンマーはまだ戦争がつづいていることをすっかり忘れていました。
家族は?と聞いたら父母兄妹を残して日本に働きに行くんだそう。
地元はまだ戦争しているのに、家族は大丈夫なの?と聞いたら、
アマリダイジョウブジャナイ... と言う。
大丈夫じゃない?!えぇー...そっかぁーとしか言いようがない自分。
もう重ね重ねショックでした。
それにしても、ちゃんと日本語を聞き取ってしっかり返事を返してくれるし、
外国人が喋る日本語特有のクセもあまりなくて、聞きやすいので、
どれだけ勉強したのか聞いたら
学校で 5ヶ月日本人の先生とミャンマー人の先生に教えてもらったって。
たった5ヶ月でこんなに喋れるようになるの?!も
うバッチリ日本語できてるよ!!
とたくさん褒めてあげたらすごく嬉しそうでした。
深夜便なのにバッチリスーツを着てネクタイをしめて
向かう若い彼らの姿になんか感動。
そして、自分の子供くらいの年頃の子達なので、、
おそらく親御さんは自分と同じ年代...
どんな気分でこの子達を送り出したんだろうかと、せつなくなりました。
他にもたくさんの実習生達が同じ飛行機に乗っていて、
これからこの子達は大阪で夢と現実を知るんだなぁ...
願わくば日本のいいところだけみて帰れますように...
嫌な思いをしたり悔し泣きなどすることがありませんように。
と願うばかりでした。
しかし、、、彼らの最初の試練はやっぱり言葉の壁なんでしょう。
こんなに頑張って日本語しゃべれるようになったけど、
大阪という場所は日本語であって日本語にあらず。
あそこは関西弁といって、大阪という国の言葉があるからねー。
覚えた言葉と全く違う日本語に面食らうことになるんでしょうね。
どうか頑張ってマスターしてほしい。
若人の未来に幸あれ!!たくさん稼いでおいで!!
スワンナプーム国際空港はほとんどの店が再開しているけど、まだまだ元の賑わいには程遠い…逆にいえばゆっくり店内を見れます。旅時!