ドイツでの二年間と生活の違い 日本の良さを実感!
ボブ彦 さん
2023/11/14 投稿
ドイツで約2年間、現地での生活を通して感じた
生活の違いをシェア出来ればと思います。
僕がドイツに渡航したのは、まだコロナが治まっていない
2021年の事です。
それまで日本の街中では、マスクをしていない人は見当たらない
という状況でした。
当時、ドイツでは室内での着用が義務付けられていましたが、
道ですれ違う人のほとんどがマクスをしておらず、
驚いた事を今でも覚えています。
ドイツに渡り、全ての準備が整い、
いざ仕事を始めてみると、とても働きやすい環境であると感じました。
日本との大きな違いとして幾つか挙げるとするならば、
残業がほぼ無かった事と、有給休暇を100%取得していた点です。
自分は飲食店で働いていたので、
労働時間は日によって多少の前後はあるものの、
一週間トータルで計算すると約40時間、
有給は年24日で約5週間の休暇を取ることも可能でした。
2年間ドイツで働きましたが、この環境に慣れてしまうと
日本では働けないと感じる瞬間でもありました。
一方で、日常生活に目を向けると、
日曜と祝日はスーパーを含むドイツ全土のほぼ全てのお店が閉まっており、
これに慣れるまでは少し時間が掛かりました。
例えば、月曜日が祝日だった場合、
前日の日曜日と月曜日の合わせて2日間、スーパーが閉まる事になるので、
その事を頭に入れて買いだめする必要があり、
そんな事を知らなった当時は、部屋にあったパスタと塩で
月曜日を迎える事もありました。
外国での生活を始める場合、車を所有する事は金銭面でとてもハードルが高く、
多くの方が自転車や公共交通機関を利用する事になります。
鉄道はドイツ全土に張り巡らされているので、旅行をする際には便利ですが、
遅延が当たり前という状況で、自分も何度もそういった場面に遭遇し、
これには驚かされたと同時に失望しました。
というのも、ドイツに行く前の私の印象は、
ドイツ人は時間に正確で日本人と似ているという、話を聞いていました。
いざ現地で生活してみると、そういった話は噂でしかなく、
実際には大きな違いがあると実感しました。
労働環境だけに焦点を当てると、日本はまだまだ
改善できる点があると感じます。
しかしその一方で、日本のサービスの質や生活環境は
世界でもトップクラスだと思います。
隣の芝生は青く見えるものですが、この二年間で
自分が生まれ育ったこの国が、緑で青々としている事に気付かされ、
日本には日本の良さがあると再認識する機会となりました。
海外に行くことでしか気付けないそれぞれの良さがあると思います。これから旅行に行きたいと考えている人や、海外で働きたいと思う人は、迷わずに行って欲しいと思います。何か違うなと感じたり、失敗かなと思ったら、日本にいつでも帰って来れるのですから。