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2024年1月、念願のエジプト旅行に行きました。

高齢者の両親を連れて行きました。

3日目は、カイロからルクソール日帰りツアーでした。

ツアーでは各神殿や王家の谷など、網羅して効率よく観光できました。

しかし、王家の谷ではツタンカーメン王墓は別料金のため見学する時間がありませんでした。

私は、学生時代考古学を専攻していました。

考古学を志したのは
ツタンカーメン王墓の発掘のエピソードを少年のころ漫画で読んだからです。

ツタンカーメン王墓には思い入れがあります。

なので、カイロへの帰りの飛行機に乗るために移動してきたルクソール空港で、
予定の変更を決意しました。

もう一日（今日）ルクソールに泊まって翌日ツタンカーメン王墓に行こうということです。

ここからが大変でした。

航空券の予定変更をエジプト航空の窓口で申し出ると、
かなり大ごとになりました。

偉い（立場の高い）おじいさんが出てきてくれて、
変更する理由を聞かれて、正当な理由として納得してもらう必要がありました。

スマホ片手に片言のやり取りでした。

おじいさんは、

私の「ツタンカーメン王墓をどうしても見てから日本に帰りたい」という真心？を理解して
チケット変更の手続きをしてくれました。

嬉しかったです。

その後、当日のホテルを急遽探したのですが、ヒヤリとしました。

日本系の予約サイトは、時差の関係で？当日のホテルはもう扱いが終了していたのです。

一方、グーグルアースからのブッキングコムなどは、
まだ当日ホテルを扱っていて助かりました。

手持ちの現金の残量にも悩まされました。

エジプトは、現金しか受け付けないところが意外に多かったです。

空港内では両替所もなく、ビザカード対応のATMも無かったです。

デビットカード？を作っておくべきでした。

空港から出る時も大変でした。

エジプトは空港のセキュリティチェックが本当に厳しいです。

空港も、出発用フロアと出口フロアが別の建物？です。

なので、
搭乗をキャンセルして出発用の建物から外に出る、ということ自体があり得ないのです。

なので空港から外に出るだけでも様々な人に説明をする必要がありました。

空港からの市内移動も、
ルクソールはウーバーアプリが対応してないので焦りました。

空港前の駐車場のタクシーが声をかけてくれましたが、
メーターもないタクシーでした。

しかしそれに乗るしかありません。

しかも現金しか受け付けてくれませんでした。

２０米ドル、高かったです。

ホテルも現金のみしか受け付けてくれませんでした。

手持ちの現金、特にエジプトポンドが底をつきました。

予備のドル紙幣とユーロ紙幣で明日一日しのぐことができるか肝を冷やしました。

ホテル前にビザ対応のATMがありましたが、
不具合でお金は引き出せませんでした。

翌日は、フロントにタクシーの手配を頼みました。

するとフロントの男性が、
現地版（エジプト版？）ウーバーアプリから手配してくれました。

このタクシーの運転主のお兄さんが本当に話の分かる人でした。

翻訳アプリで、正規のタクシーは高いので、
俺の電話を教えるから、帰りも呼んでほしいと伝えてきました。

今回の料金を聞くと、確かに昨日の正規タクシーの１/３くらいだと思いました。

それ以外に不要なセールスもありませんでした。

近道新道もきちんと選んでくれました。


そして無事到着しました。


王家の谷で念願のツタンカーメン王墓に入ることができました。

感激して泣きました。

王家の谷では、土産物屋にボッタくられ、
数万円の現金（ドル、ユーロ）紙幣が失われました。

いよいよ現金の残金が少なくなり冷や冷やしました。

運転手は、電話をしたら10分後くらいにきちんと来てくれました。

助かりました。

待っているだけで押し売りに絡まれるから待つのもきついのです。

この時は、WhatsAppという海外版LINE？アプリが役に立ちました。

そのあと、無事空港まで送ってもらいました。

ホッとしました。

ツタンカーメン王墓も無事見られました。

自分の思い付きのために、いろいろな人が協力してくれました。

感謝です。

観光地のエジプト人は、物売りで絡んでくるし、
油断ならない人が多いです。

だけど中には、今回のように一生懸命協力してくれる人もいることがわかりました。

おかげで夢が叶いました。

嬉しかったです。