台北の人のやさしさ|みんなの旅話

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台北の人のやさしさ

oga_hit さん

2024/07/04 投稿

 

台北に着いてすぐ下調べしていた
お目当ての「阿城鵝肉」というガチョウ肉で有名なレストランに行きました。


コロナ明けで外国人の受け入れが始まってあまり間がない時期で
台北に観光客は少なく、店内は外国人らしい人は我々だけでした。


タッチパネルで人数を入れて整理券を発券し
表示されている整理番号を見て入店するシステムです。

実はそのシステムは
先に待っていた地元の人が身振り手振りで教えてくれたのですが、
台湾初日に台湾の方の親切さに大感激しました。

中に一人片言の日本語を話す人がいて
「日本人だろ?」と言っていたので対日感情がよいようにも感じました。


待っている間に英語と写真付きのメニューを見ながら
注文表に書き込んでおきます。

食器類と飲み物は自分で取ってくるのですが、
飲み物や追加料理は帰る時にはちゃんとカウントされてました。


店内は友人や大家族と思われるグループで賑やかで活気にあふれ、
地元の人の生活感を肌で感じることができました。

店員はたくさんいて応対もてきぱきとスピーディーです。

済んだテーブルの片付けも手際よく回転効率がいい感じでした。

肝心の料理ですが、どれも大変美味しかったです。

ガチョウ肉のほか、蛤、空芯菜、筍、ガチョウの血の豆腐などを食べました。

ただ、ガチョウ肉は燻製か売り切れで
塩茹でしか食べられなかったのが残念でした。

お店には紹興酒がなかったのですが、
ここの料理と気候ではビールが実によく合いました。


実は入店時更に台湾の人の親切に感動した出来事がありました。

身振り手振りで入店システムを教えてくれた人たちが待っている間に
どうやら参加人数が増えたらしく、
無効となった整理券を我々に譲ってくれ、
我々が先に入店することができました。

料理にも店の雰囲気にも大満足して帰るとき、
その人たちがまだ店内にいたので
こちらは「シェイシェイ」しか喋れませんが、
身振りとともにお礼を言って店を出た次第です。


2日後、今度は「鮮定味生猛海鮮」という熱炒(ルーチャオ、居酒屋)に行きましたが
こちらも素晴らしい夕食体験となりました。


それは食べ物のおいしさもさることながら、
地元の人達でにぎわう活気あふれる空間の中で、
台湾の人たちの生活感や文化を感じられたからかもしれません。

観光客向けのレストランでは味わえないこのような体験は旅行の醍醐味と思います。

ま、居酒屋で飲んでる人たちの様子は基本日本とさほど変わらないのですけどね(笑)。

メニューは豊富で色々と食べましたが、
生け簀前の氷の上の鯛のような魚を蒸し魚にしてもらったのは絶品でした。

それと、初台湾だったので蜆の醤油漬けを楽しみに初めて食べたのですが、
人によっては生臭さは苦手かもしれません。

ビールのほか紹興酒も飲みましたが、日本で飲むものとさほど風味は変わらずおいしかったです。


旅トクアドバイス

観光客向けのレストランもいいが地元の人が行くレストランでの食事は旅のだいご味かも。