曇りと晴天のチェルビーノ
ジャムおじさん さん
2024/09/27 投稿
9月のシルバーウイークに
夏休みと有給休暇を足して
イタリア北西部のシャティヨンという町に9日間滞在しました。
シャティヨンからバスで約1時間かけてブレイル・チェルヴィニアという
チェルビーノ(スイス側ではマッターホルンと呼ぶ)の麓の町に行けます。
標高が2000mを超えるので気温(体感温度)は天気に大きく左右されます。
初日は天気が悪いことを承知で行ってみると、
想像以上に寒くて終点のバス停近くのベイカリーで
カプチーノを飲んですぐに戻ることにしました。
翌日は厚着をして再びバスで出かけましたが、
前日とは違って晴天になり逆に厚着では汗をかく始末でした。
それでもロープウェイで更に1000m以上登れば涼しくなるはずと乗り場に行ってみると
何と営業休止で、
仕方なく徒歩で少し登ってチェルビーノ登山は終了と相成りました。
一か月以上前に日本でいろいろとネットで検索した限りでは
夏場でもハイカー対象にロープウエイが運航されており、
多くのブログでその様子が写真で投稿されていたので
期待を胸に行ってみると残念な結果となってしまいました。
チェルビーノ(マッターホルン)がダメなら
モンブランがあるじゃないかと考え、
今度はモンブランの麓の町のシャモニーに行くことにしました。
とりあえずバスでアオスタまで行って、
そこでバスを乗り換えるために切符売り場へ行くと、
ここからシャモニー行きバスの切符は買えないみたいなことをイタリア語で説明されました。
地図を見ると、
アオスタのバス停と鉄道の駅が近いので
駅に行ってシャモニーまでの乗車券を買おうとしたら、
またまた電車では行けないみたいなことをイタリア語で説明されました。
言葉がうまく通じないので困った顔をしていると、
窓口の女性がジャポン?と聞いてきたのでイエスと答えると、
手持ちのスマホの翻訳機能で日本語にして
「ここは駅です、目的地のシャモニーに電車では行けません。
近くにバス停があるのでそこで切符を買ってください。」と説明されました。
バス停に戻ってもう一度バスで行けないのと聞くと、
FLIXBUSのパンフレットを渡されました。
FLIXBUSの乗車券は窓口では販売していなくて、
すべてネットで予約が必要というのが分かり、
スマホで調べましたが結局シャモニー行きバスは運航していませんでした。
仕方がないので途中のクールマイユールまで行くことにしました。
ランチを食べ町を散策しているとロープウエイがあるものの運休状態でした。
クールマイユールには観光案内所があったので、
そこの女性は英語で説明してくれました。
それによると、
シャモニーに行くには一度ジュネーブまで出て
そこで乗り換えが必要なようです(すごい遠回りになる)。
結局、シャモニー行きもあきらめましたが、
モンブランや近くの山々はきれいに見れました。
事前に日本で大まかな計画を立ててから現地へ行く人が多いと思いますが、いざ行ってみると時刻が変更になっていたり、最悪今回のように運休という可能性があります。 なので、実際どうなのかは現地で確認する必要があります。 今回のロープウエイも運休前提で調べてみて、わずか1週間の違いで運休期間になったことが分かりました。つまり、あと1週間早く現地に行っていたら運休直前のロープウエイに乗れたのに・・・(後の祭り)