
不思議なボロブドゥール
69歳自由人 さん

2025/10/21 投稿
私は約40年前から一人旅が趣味で、
企業に勤務していた頃はゴールデンウイークや夏季休暇、
年末年始の休暇を利用して海外へ出かけていました。
コロナ期が始まる直前に
インドネシアのボロブドゥール遺跡を訪れたことがあります。
以前にはミャンマーのバガン遺跡や
カンボジアのアンコール遺跡を数度訪ねた経験があります。
上記2か所に加え
ボロブドゥール遺跡は世界三大仏教遺跡と称されていると
ガイドブックや各種案内パンフレットに記載されています。
ミャンマーのバガンには2度訪れましたが
人々の質素な暮らしぶりと敬謙な仏教徒であることが印象的でした。
バガンのツーリストインフォメーションで
パンフレットを物色していると
係員の方がボロブドゥール遺跡を関連情報として紹介してくれました。
私の勉強不足から
インドネシア(イスラム教+一部ヒンドゥー教)に仏教遺跡?という驚きでした。
ボロブドゥール遺跡はインドネシアの首都ジャカルタから
国内線で約1時間30分のジョグジャカルタ市に位置しています。
私は市内のホテルに数泊し、
商店街にある幾つかの旅行代理店をまわり
多国籍混成のワンデイ・ボロブドゥール遺跡ツアーに申し込みました。
街中からマイクロバスで約1時間20分の距離でした。
遺跡到着後に駐車場から数分歩き、
ボロブドゥール遺跡を実際に目の当たりにすると
想像を越えた大きさと宗教的威厳をひしひしと感じ鳥肌が立つ経験をしました。
遺跡内を帰りの時間まで自由に歩き、登り、回廊を巡りながら
約1000年以上前に作られた多くの石彫刻レリーフなどを存分に堪能しました。
遺跡内は欧米人観光客が静かに見学していましたが、
ボロブドゥール遺跡の静かなるパワーに圧倒されているようにも思えました。
帰りのマイクロバス車内でも
イタリア人グループやドイツ人グループなどは興奮冷めやらぬ様子で、
オーストラリア人、イギリス人、日本人(私)も
お互いの写真を題材に楽しい意見交換ができ、
思い出深いボロブドゥールの一日となりました。
当地を旅するにはミャンマーやカンボジアと比較して
時間と日数が余分に必要になりますが、
古代遺跡に興味をお持ちの方や昔ながらのアジアらしい風景、
アジアの街の風情、そしてインドネシア(特にジョグジャカルタ)の人々の
心の柔らかさを感じたい方は必見の地だと思います。
コロナ期以降は遺跡の保存規制が重要視され、
1日の入場者数制限や滞在時間などに制約があるようです。
今後、訪問を予定されている方はご注意ください。

アンコール遺跡のように中心街から車で約20分と違って、ボロブドゥール遺跡は街からかなり距離があるのでワンデイパックツアーが便利かと思います。宿泊先のホテルまで送迎付きです。








