バンクーバーでの濃密な4ヶ月とその先|みんなの旅話

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バンクーバーでの濃密な4ヶ月とその先

こと さん

2025/11/06 投稿

 

語学留学とワーキングホリデーで
1年間カナダに滞在する予定で渡航しました。


海外に行くこと自体が初めてで、
入念にエージェント先と準備をして臨みました。


しかし待ち受けていた現実は思っていたものとは程遠かったです。


店員さんが話す英語はスピードが速すぎて分からず、
知人はもちろんゼロ。


孤独で何から始めたら良いのか全くわかりませんでした。


語学学校ではすでにコミュニティができており、
その中に入っていくのは非常に勇気がいりました。


しかし、このままではここに来た意味がないと割り切り、
アクティビティや授業時の発表を通して、
自分をさらけ出すようにしました。


すると、徐々に関係が構築され、
卒業時には最上位のクラスで
卒業生代表のスピーチを任されるほど頼りにされるようになりました。


一方その間、並行して行っていたのが仕事探しです。


求人サイトを使ったり実際に店頭に出向いたりして、
計100を超える履歴書を提出しました。


面接まで通過する場合もありましたが、
最終的な採用には至りませんでした。


場数を踏むことが先行してしまい、
自分の長所や経験を上手く伝えられていなかったように思います。


そして本来カナダには、
異文化での生活と英語力向上が一番の目的で滞在していたため、
自分の心身の状況も冷静に受け入れて、
最終的には帰国して、日本で接客英語を使う機会を見出す選択をしました。


4カ月間の滞在を経て、帰国後すぐに仕事探しに取り組みましたが、
その前に今までの人生を振り返って、
経験してきたことやその時の心境などを書きだし、
自分を見つめ直して、面接に挑みました。


その結果、百貨店のインフォメーションに採用され、
海外からお越しのお客様に英語で対応する日々を過ごしています。


収穫も手放すことも学んだ期間で、
周りと比べてなぜこんなに自分はできないんだろうと思い悩むこともありました。


しかし、そんな時に前を向くきっかけをくれたのは、
現地の人々でした。


彼らは他人の私の話を真剣に聞き、
今までの頑張りを他に向けられる選択肢を与えてくれました。


その柔軟な思考に最初はあっけらかんとしましたが、
だんだんそれがフィットしていく感覚を覚えました。


その軽やかさがあの余裕のある行動を生み出すのかと思うと、
私も見習いたいと考え、帰国という決断をしました。


結果的にこの決断は正解だったと思える職を得られ、
現在も本業である学生と両立させながら励んでいます。


挫折の先には明るい未来があると改めて感じた経験になりました。



旅トクアドバイス

日本食はお高めなので味噌チューブとふりかけとお菓子は必須です。商品売買と家探しはJPカナダで!