安全・安心・温かい!危なくないよ、旧ユーゴ諸国
ややささささんん さん
2019/09/30 投稿
2019年夏に、セルビア・ボスニア・モンテネグロ・クロアチアを、家族で旅行しました。
知人や友人にその話をすると「どこにある国?アフリカ?南米?」「まだ戦争してるんじゃないの?」「危なくないの?治安は大丈夫?」「普通に旅行できるの?食べられるものはあるの?」などと聞かれることも多く、認知度の低さを痛感します。
クロアチア以外は、ガイドブックにも情報が少なく、現地で見かけた日本人は数人、ボスニアでは0人でした。
旧ユーゴスラビア諸国では、1990年代前半に民族紛争が起こり、セルビアの首都ベオグラードや、ボスニアの世界遺産モスタルでは、今でも爆撃・銃撃された建物が、当時のまま残っています。
ガイドさんから歴史の話を聞くと、今でも複雑な感情をお持ちなことは、薄々と感じられました。
しかし、普通に観光する分には何も問題なく、夜遅くまで街は人々で賑わっていましたし、宿泊施設も清潔で快適、衛生面や治安面で不安に感じることは、一度もありませんでした。
小学生と幼児のわが子達は、公園の遊具で現地の子供達と一緒に遊んだり、アラブ圏の観光客が多かったサラエボでは、セビリ(噴水)の周りでスカーフをまとった女の子達と一緒に鳩を追いかけたり、言葉が通じなくても楽しんでいました。
今回、すべて陸路で国境を越えたのですが、民族紛争のイメージとは裏腹に、ゆるーい雰囲気だったので、とても驚きました。
ヨーロッパの夏休みシーズンだったため、セルビア~ボスニア間の国境越えは、自家用車の観光客が多く、1時間半ほどの大渋滞でした。
車列が全然進まないので、ドライバーを残して車を降り、犬の散歩をするおじさん、道端に座ってサンドイッチを食べるおばさん、子供達を遊ばせるお母さん、茂みに駆け込んで用を足す男の子・・・・・・
トラックは別レーンで更に時間がかかるようで、検問所の近くではトラック運転手さんたちが、井戸端会議をしていました。
モンテネグロ~クロアチア間は、高速バスで国境を越えたため、検問所では乗客全員がバスを降り、ブースに並びました。
全員の手続きが終わるまでは、バスに戻れないため、トイレを済ませたり、タバコを吸ったり、身体をほぐしたりして過ごしますが、やはりのんびりとした雰囲気でした。
わが子達は、乗車中に作った折り紙を、ドライバーさんや周囲の乗客にプレゼントしていたようで、そのお返しにお菓子をいただいたり、バスに折り紙を飾ってもらったりと、皆さんお優しかったです。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
イメージだけで決めつけてはいけませんね。
特にお子様たちの自由でやさしい行動が教えてくれたように私は感じました。