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リユースの温もり

キノップ さん

2021/03/05 投稿

 

私は10年以上前にスウェーデンに留学していたので、
社会人になってからも学生時代の懐かしさから
よくスウェーデンに旅行しにいきます。

写真は2019年にストックホルムに旅行したさいに
現地のアンティーク店で撮影したもの。

スウェーデン人は昔から物を大切にする文化が根付いており、
リサイクルや再利用がよくされています。

私はアンティーク品の収集が趣味なので
そのような文化にとても共感しています。

そんな旅行中に入ったこちらのお店では、
とても古くから使われていたと思われる陶器や衣類、
それに雑貨がきれいに並べられて、
見ているだけでもほっこりとしてしまいます。

コップ1つとってみても、
「これはどんなが使っていたんだろう?この内側のキズは、
何度もスプーンをかき混ぜてできたものなのかな?
セットで販売しているから、きっと仲良しの夫婦が使っていたのだろうか?」
などと想像をかきたてるのがまたわくわくした気持ちにさせてくれます。

そのお店で並ぶ数々のアイテムの中でももっとも私の目を引いたのは、
1つのシンプルなバッグ。

ブランド名もなくとてもシンプルなクラッチバッグでしたが、
使いやすそうだし何か魅力的な感じがしたので思わず買ってしまいました。

そんな買い物をしたことも忘れて帰国して
1カ月以上がたってからようやくそのバッグを購入したことを思い出し
使うタイミングがきました。

着替えをして何気なくそのバッグを開いたときに気づいたのです。
バッグの内ポケットに何か入っていると。
不思議に思って内ポケットを調べてみると、
中から白黒の写真が出てきました。

その写真には30代ほどの男女が二人並んで写っていました。
「前の持ち主のものかな?」と思いながら写真の裏を見てみると、
スウェーデン語で「マティアスとエルサ 1964」と書いてありました。

おそらくこのバッグの前の持ち主のご両親、
もしくは祖父母なのではと思われました。
もしかしたら前の持ち主の大切なものなのだと思い、
日本からスウェーデンのアンティークショップに連絡をとり
メールで写真を送ったところ、店主の方から感謝のお返事をいただきました。

結局、前の持ち主がだれかはわからないままですが、
旅行のこのような間接的な出会いも楽しいものです。

今でもそのアンティークショップで購入したバッグは
とても大事に活用させてもらっています。
何かとトレンドが早く新しいものに目を向けがちな時代ですが、
現地の古いものを手に取って思いをはせるのもまた乙なのではないでしょうか。

旅トクアドバイス

前述の通り、スウェーデンをはじめとした北欧地域やヨーロッパの多くの国ではリサイクル・アンティークショップはもちろん、曜日によっては朝市をやっています。トレンディーなお土産屋さんも良いですが、このようなショップに立ち寄って素敵な掘り出し物と出会うのもとても楽しいのでお勧めです。