初めてのロシア、ウラン・ウデ
かなっぺ さん
2021/04/21 投稿
娘がロシアに留学することになり、
現地までの付き添いという形でロシアに行ってきました。
新型コロナウイルスが蔓延する中、出発するまでもドキドキ、
帰国する際もドキドキでしたが、行ってよかった!
満喫することができました。
留学先がウラン・ウデなのですが、正直言って日本人に言っても知らない人が99%、
唯一、仕事で毎年イルクーツクに行っていたという友人が知っていただけでした。
ウラン・ウデはブリヤート共和国の首都で、
ロシアの中でも異国情緒あふれる場所です。
モンゴルと隣接し、チベット仏教が盛んです。
街中にはモンゴル人とよく似た顔立ちのアジア系の人々が歩いています。
現地で食事をした方に「日本人にも蒙古斑はあるの?」と尋ねられました。
DNAの調査では、日本人は韓国人よりもブリヤート人との方が近いそうです。
そのせいか、みなさんとても親切でした。
娘を留学させるにあたり、心配だった点は2つ。
ひとつは、食事が合うかということ。
ブリヤート共和国はアジア色が濃いエリアだからでしょうか、
食事はとても舌に馴染みやすく、全く問題なしでした。
牛肉を多用するようで、スープ類にはどれも牛肉の出汁が効いており、
体が温まります。もちろんお肉もたっぷり。
現地は乾燥しているので、あの脂っこい感じもまた必要なのでしょう。
もうひとつは、人間関係です。
よそでは留学先での上下関係や、
先生からまともな指導を受けられないなど留学生差別の話も聞いていましたが、
娘の留学先に関しては、全くそんなことはありませんでした。
むしろ寮のルームメイト初めクラスメイトも寮母さんも、
先生方もとてもよくしてくれて、
みなさんが会うたびに「娘さんはどう?疲れてない?元気?」と声をかけてくれます。
寮母さんに至っては「ここにいる間のことは任せてください。安心してください。
私たちがここではお母さんです。
この学校を選んで来てくれて本当にありがとう」と言ってくださいました
(スマホの普及で意思の疎通ができて、便利な世の中です)。
なんてありがたいことでしょう。
胸がいっぱいになりました。
ロシアの他の大都市はどうかわかりませんが、
ブリヤート共和国ウラン・ウデに関しては、みんなが親切で、
とても居心地の良い場所でした。
世界一の深さと透明度を誇るバイカル湖にも連れて行ってもらい、大満足!
しんと澄み渡った空気とを胸いっぱいに吸い込んで来ました。
次は夏においでと言われているので、
来年の夏頃に、また行ってみたいなぁと思っています。
日本人大歓迎のようですから、あの大自然を満喫しに、
ぜひお越しになることをお勧めします。
日本語が堪能なガイドさんもいらっしゃるので、安心です。
1日も早く、新型コロナウイルスが克服され、
世界中を自由に行き来できる日がくることを願ってやみません。
ロシアを走る車は古いのか、排気ガスがひどく感じました。のど飴は多すぎるかも、と思うほど持っていくことをお勧めします。 また、ロシアは現金の出番がほとんどありません。ガイドさんに追加でのガイドをお願いした際に必要になっただけでした。普通の買い物などは全てカードやアプリで決済できます。 帰国時のPSR検査はシェレメーチェボ空港で受けられました。事前に予約しておけます。