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私は高校を卒業したあと、語学留学のために韓国へ行きました。
名前もろくに書けないまま始まった海外生活。
韓国のことは何も知らなくて、慣れない事ばかりで正直毎日が不安でした。

留学生活が始まって、クラスがやっと打ち解けてきたころ、
韓国の友達が一人もいなかった私は、
大学内で韓国人学生との交流会があるという話を聞き、
私はそこへ参加しに行きました。

私はそこで一人の韓国人に出会いました。

その子は私と同じアニメを見ることが好きで、
日本語も上手な子でした。
私達は少し話したら意気投合してすぐに仲良くなりました。

それから私達は学校の授業が終わるとご飯を食べに行ったり、
バスケをしたり、カラオケに行ったり、休日にはテーマパーク、野球観戦、
ソウル市内に観光へ行ったりもしました。

友達は短い期間で色々なところへ連れていってくれて、
私は韓国が好きになりました。

しかし、私は語学留学は、
初めから3ヶ月間だけということが決まっていました。

私はそのことを友達にずっと言い出せずにいました。

私は日本に帰らずに友達とここでもっと遊びたい。
もっといろんなことをしたいと思いました。

でも時間はあっという間に過ぎ、とうとう帰国する日が来ました。

私は友達に帰国することを前日の夜に伝えたにもかかわらず、
友達は家族総出で車を出して私を空港へと送ってくれました。

短い間だったにもかかわらず、仲良くしてくれたこと、
いままでの思い出がたくさん頭に浮かんで、
空港へ到着した時、私は嬉しさと寂しさで涙が止まりませんでした。

日本の大学に進学することを目指していた私は
韓国に来ることはあまりないだろうと考えていたけれど、
帰国した後、私は韓国の大学に進学することを決意し、勉強をしました。

そして、その一年後、私は無事に大学を合格し、
再び韓国の地へと降り立ちしました。

友達との約1年ぶりの再会。
一年前に勉強をした語学院の前で待ち合わせをしました。

友達は前と何も変わらない様子で立っていました。
私はそれからその友達と同じ大学で勉強をして、
長く過ごすこととなりました。

写真は通っていた語学院の大学の中庭です。

私はこの大学でたくさん勉強をしました。
写真は春、桜が綺麗に咲いた頃のものです。
この桜を見る度に私はあの時の出会いを思い出します。

日本を離れて、海外で生活をしたこと、こんなにも大切な人、
場所があることをとても感謝しています。
またこの場所でいろんな人が素敵な出会いをすることを願っています。