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笑顔は世界中で一番の宝石♪

きり さん

2021/07/15 投稿

 

もう10年以上前に、アーユルヴェーダを学びに南インドへ行きました。

アーユルヴェーダ発祥の地であり、
文化と観光の地でもあるケララ州の人たちは、
豊かな精神と堅実な温かさを育んできた人たち。

家族や友人との繋がりを大切にしていて、
相手を尊重しながらも思いやりをもった深い付き合いができる
心豊かな人たちがたくさんいるのに感動しました。

それに気づいたのは、だいぶ後になってから
この写真を眺めていた時でしたが、思い出してみれば、
アーユルヴェーダの療養所の若いセラピストさんたちの温かさは夢のよう。

まるで私も仲間のひとりのように接してくれて、毎日一緒に過ごし、
語り合い、助け合っていた日々。

アーユルヴェーダというのは、古代から受け継がれるインドの生命科学です。
人が幸せに生きるための日常生活の送り方や考え方、
感情の持ち方など、生き方・あり方そのものを説いた学問です。

最終目的としての幸せな人生にするためには、
人間としてどう生きていったらいいのかの指南書なんですね。

人間として生きていくためには、カラダが必要で、
一番の関心ごとといえば健康。

健康を保つためのあり方は無数に書かれていますが、
日々のセルフケアや定期的に療養所に滞在してのメンテナンスなども、
すでに何千年も前から古典に書かれているんですよね。

そんな生きる知恵を根底に持った人たちの中にあって、
人間が幸せに生きるとはどんなことなのか、
深く考え始めるきっかけになった滞在でした。

答えはたぶん、この写真に全てある気がしています。
彼らの純粋な笑顔の中に。
親から子へと受け継がれるその心意気の中に。

今は風の時代と言われていますけど、1人では生きていけない。
家族を超えて、ひとりひとりがつながっていくことで、
真の幸せな人生を見つけていく時代だと思っています。

家族のあり方は血の繋がりだけでなく、
それをはるかに超えたところにも存在していて、
結局は誰もがひとつのところを目指しいるような
精神的に豊かな時代にもなっている。

だからこそ、ひとりひとりが相手を尊重し合い、
お互いを許し合って生きていくことが求められているのではないでしょうか。

当時はこんなに広がりと可能性に満ちた世界だとは考えていなかったし、
何気ない気持ちで撮った一枚ですけど、
この家族にも、そして、あらゆる人たちに敬意を表する気持ちでいっぱいですね。

純粋な笑顔はどんなことにも勝る力がある。
そんなことを思いながら、この懐かしい写真を眺めています♪

旅トクアドバイス

インドの混沌とした賑やかさは好きですが、国内移動が大変なので、私はシンガポール経由でダイレクトに目的地に近い空港から入国しています。そのほうが安心だし便利な旅ができますよ。