気にかけてくれたご飯屋のお兄さんたち
アイメイ さん
2021/07/26 投稿
わたしは1年9ヶ月、台湾で日本語教師として働きました。
渡台当初は中国語も分からず、ご飯を買うのにも一苦労でした。
そんな中、勇気を出して足を踏み入れたご飯屋さんで出会った、
優しくて笑顔が素敵なお兄さん2人のお話をご紹介します。
ご飯屋のお兄さんは、わたしが中国語が分からないことに気づくと、
すぐにスマホの翻訳アプリを取り出しました。
夕方の忙しい時間にもかかわらず、スマホとわたしの顔を交互に見ながら
必死にコミュニケーションを取ろうとしてくれました。
注文内容だけでなく、料理ができあがるのを待っている間に
わたし自身や日本語についても興味を持って聞いてくれました。
さらには、お兄さん自身の話を中国語で話してくれ、
わたしの聴解力の練習をしてくれたりしました。
一度お店近くの道ばたで偶然会い、お兄さんから「アイメイ!」
と声をかけられたときはとてもうれしかったです。
何日か通ううちにお肉をおまけしてくれたり、
品名を言わなくても「いつもの」で注文できるようになっていました。
この写真は3ヶ月以上通うようになって少し経った頃、
わたしが日本へ一時帰国する2日前に撮った写真です。
日本人と台湾人は一見区別がつかないことが多いです。
そのため、中国語で注文を聞かれるだけでなく、道を尋ねられたり、
バス停でおばあちゃんの日常会話に巻き込まれたり(笑)することもあります。
(コロナ禍で観光客がいない今は、
在台の日本人が少ないのでなおさら現地の人と勘違いされてしまいます。)
一般に中国語は、日本語と発音方法や文法が違うので
怒っているように聞こえたり、命令されているように感じると言われています。
そして中国語がわからないと、「悪口を言われているのでは」と思ってしまい、
余計に会話する意欲や自信がなくなってしまう方もいるようです。
以前わたしはほかのお店で、中国語に対して威圧的な印象受けたトラウマがありました。
ですが、お兄さん達の親切で温かい対応のおかげで お店に入ったり、
話しかけられることに対する苦手意識が少しずつなくなっていきました。
残念なことに、そのお店はわたしが数日訪れない間に移転、閉店してしまいました。
お兄さん達に感謝の気持ちを伝えられないまま、帰国することになってしまい、
とても残念に感じています。
ですが、親切に接してもらった経験を忘れずに
日本に住む台湾の方、台湾に限らず外国の方にわたしも親切に接したいなと思っています。
台湾のタクシーは、乗車する前に運転手さんにいくらかかるか料金を確認しましょう!そして提示された料金から、50元(日本円で約200円)くらいをカンタンに値切ることができます。運転手さんも値切り交渉に慣れており、滞在中週に3回以上タクシーを利用していましたが、いやな顔をされたことは一度もありません。ポイントは、「乗車前」に聞くことです^^ぜひトライしてみてください!