ムアンゴイ~ラオスの田舎町~
くさぞう さん
2021/11/03 投稿
都会の中で仕事ばかりしていると、
時にはものすごい田舎に行きたくなるものです。
数年前のことですが、ぼんやりとネットを眺めていたら、
国自体が秘境といわれたりするラオスで、
さらに秘境といわれている村を発見しました。
仕事が中国相手の貿易事務なので、
中国の大型休暇である春節の休みに合わせて余った有給休暇を取り、
試しに行ってみました。
ラオスの首都は、ビエンチャンですが、
その北に飛行機で一時間当たりのところに
ルアンパバンという古都があり、観光客に人気があります。
今回行って来た田舎町は(実際は村ですが・・・)
そのルアンパバンから出発をします。
ルアンパバンのバスターミナルより乗り合いバスで3時間ほど行くと、
ノーンキアウというメコン川の支流のほとりの村につくことができます。
ノーンキアウからムアンゴイに向かうわけですが、
ムアンゴイから行く道は存在しておらず、船で向かうことになります。
日本の公園のボートを2つか3つほどつなげた細長い船体に
エンジンが付いた様な、なんとも頼りない乗り合いの船で
メコン川の支流を上っていくことになります。
途中激流のようなところもあり、
恐怖で命を削る思いをしつつ1時間も乗っていると
目的のムアンゴイという村に着きます。
さて着いたと言ってもその村には何もありません。
上の写真は、ムアンゴイのメインストリートですが、
これで終わりです。
観光と言っても特に特別なものがあるわけではなく、
メコン川の支流を日がな一日眺めているか、
あるいて数時間のところにある少数民族の村まで
散歩することするくらいしかすることがありません。
この村には電気が通っておらず、それぞれの家は
「発電機のようなものを使っており、私が泊った民宿のようなところでは、
夜になるとそれを止めてしまっていました。
すなわち、真っ暗でさらにやることもなくなります・・・。
でも、バルコニーでのんびりしていると目が慣れて、
月が明るければ周囲の風景をまたちがった風情で眺めることができます。
仕事などいろいろなことに追われている普段の生活と比較すると、
本当に何もすることがないところです。
三日ほど滞在しましたが人間不思議なもので、
二日目にはゆっくり流れる時間に慣れてしまい、
やることがないことがないと感じることもなくなってきます。
(個人の性格に起因しているかもしれませんが・・・)
何もない村で数日間、何もないことを楽しむ旅行が終われば、
心身とてもリフレッシュできますよ。
いくことは少し大変ですけど、
興味のある人はぜひネットでムアンゴイという村を調べてみて下さい。
ラオスでは米ドルが使える場所もありますが、新札でないと受け取ってもらえないことがままあります。少し汚れていたり、折れていたりするだけで、受け取り拒否をされることもあります。新札で準備をして慎重に持ち歩くと良いです。