西の果て
キジトラ兄弟 さん
2022/03/03 投稿
2015年の夏、縁あって友人とアイルランドに旅行をしました。
イギリスにも行ったことがなかったのに、さらにそれよりも西の島国、
西の最果ての島という印象のアイルランドという国は、
旅行に行く前はただただ遠い国、という印象しかなかったです。
日本からの直行便もありませんし、まったく縁がありませんでした。
アイルランドで知っていることは、ギネスビール?くらい?でした。
一緒に行った友人はアイルランドに恋をしているくらい大好きな国、
と言っていました。
滞在先は、ディングルという名前の小さな海沿いの町でした。
アイリッシュダンスコンテストの優勝者のパフォーマンスを見たり、
シーフードレストランでおいしい地元の食材をつかったお料理を楽しみました。
いつまでも鮮明に記憶に残っているのは、アイスクリーム屋さん。
そこのお店のクーラーバッグをお土産に買って、
今も大事に使っています。
滞在中は、船でグレート・ブラスケット島にも足をのばしました。
猫の目のようにくるくると一日の天候が変化すると聞いていましたが、
その日は晴天に恵まれました。
海の上は冷たい風が吹いていましたが、
すがすがしい時間を過ごしました。
何もない緑の大地の向こう側に大西洋が広がる光景には、
ただただ圧倒されました。
またあの景色にお目にかかることは、もうないかもしれません。
忘れられない経験です。
アイルランド国内を移動しているときに、バスを利用しましたが、
とんでもないトラブルになるところだった記憶がよみがえります。
ホテル前のバス停から長距離バスを使って移動することになっていましたが、
いくら待ってもバスはこない・・・。
でもさっき、反対方向に行ったバスはある・・・。
もしや、あのバスに乗るべきだったのでは??と気が付きましたが、
時すでに遅し。
ホテルの前の公道にあるバス停、手前のバス停か、
向こう側のバス停か、
どちらを利用すればいいのかを確認していなかったのが間違いでした・・・。
初めて行く場所、東西南北、
これからどっちに向かって進むのかということがわかっていないことが、
とんでもないことに。
急ぎタクシーを呼んでなんとかなりましたが、
あの時のタクシー料金がどれくらいだったのか、
もう記憶には残っておりません・・・。
ただ、そのタクシーの運転手さんがとても親切でいい人でした。
あまりタクシーに関わるいい経験がない私にとっては、
忘れがたいドライバーさんでした。
もらった名刺、どうしたかな・・・。
アイルランドの旅には、衣服の調整をかんがえて準備しましょう。信じられないことですが、夏なのに雪が舞いました・・・。だから、夏でもニット用品をお店では販売しているんですね。妙に納得しました。そして、もちろんニット製品はお土産だけでなく、その時に使うものも買わずにはいられませんでした。