「ラストフロンティア」の地、ミャンマーへ|みんなの旅話

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「ラストフロンティア」の地、ミャンマーへ

りんなん さん

2022/04/07 投稿

 

2018年の年末から、2019年にかけて、年越しをミャンマーで迎えることにしました。
バックパックで旅をすることが増え、一人旅が慣れてきた頃、
私の中に一種の"意地"のようなものが芽生えていました。

アジアでいくら価格が安いとはいえ、タクシーを乗ったり、
TukTuk(トゥクトゥク)に乗ったりして、
「便利」や「楽さ」を追求する旅は、私のスタイルではない。

そして何か旅に対して「物足りなさ」のようなものを感じ始めていました。

そして気づけば、私は旅行者の一人ではあるけれど、
限りなく現地の人たちの中に溶け込みたい!そして同じ土地でなるべく長く過ごし、
現地の人たちと交流を多くし、多くのものを共有したい、理解したい、
そんな気持ちが旅を通じて徐々に強くなっていました。

ミャンマーのヤンゴンに到着後、仏教遺跡であるバガンへ行くために、
まずはバスターミナルへ行く必要がありました。

分からぬ土地で読めない言語。理解できない言葉。
バスターミナルへ行く時、行き先も読めないバスが次から次へとやってきます。
不安を抱えながらも、バス停からバスに乗り込みました。

バスの中は現地の人しかいません。
日本の満員電車の比ではないくらいの人々がどんどん乗っては降りていきます。

自分の大きな荷物を「邪魔」だと感じて立つ場所に迷っていると、
10キロほどもある私の荷物を現地の方が邪魔にならない奥の席へ運んでくれました。

それでもさらに、バスは混んでいきます。
とうとう自分の重い荷物は80代くらいのおばあちゃんの膝へ。

いやな顔ひとつせず、私の重い荷物をさも、
当たり前のことのように約二時間半の間、抱えてくださいました。

また、私が日本人だと分かるや否や、
カタコトの日本語で一生懸命お話をして下さる方もおり、
バスの中の方々に通訳をしながら、
私たちのことを暖かく迎え入れてくださったことにとても嬉しく思うとともに、
本当の優しさを感じました。

もちろんお金を払えば貸切ツアーやタクシーをハイヤーすることだってできてしまうのですが、
現地の人と同じ目線で同じところに立ち、現地の人が食べているものを食べ、
乗っているバスに乗り、同じように生活をすることで、
見えなかった優しさに触れ、ミャンマーの国をもっと深く知ることができたように思います。

言葉が通じなくても大丈夫。
大事なのは人を「思いやる」気持ち。
その地に住む人たちの温かさを感じた旅行でした。

旅トクアドバイス

言葉が通じなくても大丈夫。勇気を絞って現地の人たちの中に混ざっちゃおう!