ハッピーの分かち合い|みんなの旅話

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ハッピーの分かち合い

たれ さん

2022/05/11 投稿

 

カナダ滞在時、週末バケーションしようと、カナダ人の友人とフェリーに乗り、
スローライフとアートの島であるホーンビー島に行きました。

あちらの夏はドライで過ごしやすく、気持ちの良い7月の事です。

フェリーから降り、友人がジェラードショップに入り、
20種類位あるジェラードから、メープルシロップジェラードを選び、
お金を払おうとした時のこと。

店員さんが「お金払わなくていいですよ」。

友人が理由を聞くと、少し前にジェラードを買った男性が、
今日とても嬉しい事があったから、喜びを分かち合いたい。

この5000円で、この後にくる何人かにジェラードをプレゼントして下さい、、
と伝えたとのこと。

私はそれを聞き、前からカナダ人は寛大で懐が広いと感じていましたが、
つくづくカナダ人らしい親切心、人間愛の表現の仕方だなー、
クリエイティブだなー、ととても感動しました。
話はさらに続きます。

私の友人が「この男性のおかげで、ただの美味しいジェラードが、
愛のジェラードになった。
無料のジェラードが手に入ったという以上に、
男性の素晴らしい考えに感動した。

私は2000円払うから、追加6人の人に無料のジェラードをあげて下さい。

「ハッピーが広がるのが本当にウキウキする!」といい、
2000円差し出したのです。

彼女のお給料を知っている私は、彼女の行為に更に心を打たれました。
「こういう行為を英語でなんと言うか知っている?」と友人が言います。

友人「Pay it forward と言うんだけど、人に親切にしてもらったとき、
日本だとその人にすぐお返ししなくちゃいけない、って
半分脅迫観念見たいのがあるじゃない。

カナダ人は、頭で考えてお返しするのでなく、
ハートで感じた時お返しするの。

それも、親切にしてくれた人にお返しとは限らす、
自分が持っている物やスキルが他の人に役立つなー、
とちょうどいいタイミングが現れた時、他の人に自発的に親切にするの。

義務感はなく、とにかくハートの声を聞く。
そうすると、誰かに親切にしてもらう時、素直に受け取れる。

頭でお返しの事を考えながら受け取ったら、
ハートで喜び感じられないじゃない。

そうして、自分が人を助けられる機会が目の前に現れたら、
無欲で親切にできる。

「親切を前に払っていく、pay it forward」と言う事。
友人の説明を聞き、私は大いに納得し、
心を打たれました。

たびは、人生の学びを得れる教室ですね。

旅トクアドバイス

地元の暮らしや雰囲気を限られた時間ないで体験できる場所は、何と言ってもアウトドアーマーケットに行く事。通常週末の春から秋までやっている事が多いです。地元の野菜やクラフトが楽しいところです。