また訪ねたい香港
はーらはら さん
2022/08/04 投稿
生まれて初めて香港へ行ったのは1991年12月の上旬、
仕事を兼ねた5泊ほどの旅行でした。
それまで海外へは1年に1-2度出かけていましたが、
香港は買い物好きの人達が多く尋ねるところという思い込みがあり、
余り関心を持てませんでした。
1991年はまだ飛行場が九龍半島の繁華街にあり、
立ち並ぶビルすれすれに滑走路へ着陸する様子に、まず驚かされたものです。
宿泊は会議場に併設された香港島側の高級ホテルで、
目の前に広がるビクトリア湾、そして九龍半島、
香港島の夜景の美しさに息を飲んだことを今も鮮明に覚えています。
活気に溢れた町、ビクトリア湾を行きかうフェリーの数々、
2階建ての路面電車、日本では余り見かけない水上生活者の様子などなど、
異国情緒をたっぷり味わうことができました。
わずか4時間ほどで気楽に行けてしまい時差も1時間であることから、
それ以降は香港をときどき訪れるようになり、1
0年くらい前からは年末年始を香港のホテルで過ごすことが慣例となりました。
現地時間では1時間早く終わる紅白歌合戦を観た後、
日付の変わるころにビクトリア湾で打ち上げられる花火を鑑賞すると
1年の疲れが嘘のように消えていくのを感じることができました。
朝は街中の食堂でお粥を食べ、
夜は水上レストランや
少し離れた離島のレストランまで送迎用の船に乗って訪れ、
中国料理を堪能しました。
ビル街にはフードコートも多いので、
何を食べたら良いか困ったときはこういったところで
見本を見てメニューを選び、簡単に食事を済ますこともできます。
多くの店がtake out可能なので、ゆっくり過ごしたいときは
買った品物をホテルの部屋に持ち帰って食事を楽しみました。
香港では日本のスイカやパスモと同じようなプリぺードカード
『オクトパス』があり公共交通機関を利用できるので
移動にとても便利です。
最近は地下鉄路線が充実してきて、
香港に住む人たちのフェリー利用が減っているようですが、
私は外の素晴らしい景色も眺めることができて、
のんびりとビクトリア湾を行ったり来たりするフェリーが大好きです。
オクトパスには高齢者用の『長者カード』というのが販売されています。
これを利用すると公共交通機関が大幅な割引となるのです。
古くからある乗り物に比べると少し高めの地下鉄の高齢者料金は
小児料金よりもさらに少し安く設定されています。
ビクトリア湾には観光船も運用されていますが、
オクトパスを使ってフェリーに乗るだけで、
香港らしさを十分に楽しむことができます。
空港は中心地から少し離れた場所に新設されましたが、
エアポート・エクスプレスを使うと
香港駅または九龍駅まで20分強で到着し、
それぞれの駅からホテルに向かうシャトルバスも無料で利用できますし、
帰りはエアポート・エクスプレスの駅で
航空会社のチェックインもできて手荷物も預けられます。
香港は様々な状況が落ち着いたら、
また、是非尋ねたいところの一つです。
ビクトリア湾でお得なのは何といってもスターフェリーです。長者パスを使うと無料で乗ることができるので、永遠にビクトリア湾を行ったり来たりして、只で香港の素晴らしい風景を楽しむことができます。