アメリカ横断中のガス欠でヒーロー登場
ありす さん
2023/04/15 投稿
私は、一ヶ月かけてキャンピングカーで
アメリカ横断をしていました。
旅も終盤になってきて次の日は
フロリダのディズニーランド行くことになっており、
その日はディズニー近くのRVパークに泊まる予定でした。
RVパークまであと1時間ほどで到着する予定で
いつものように車を走らせていました。
しかし夜中の12時ごろ、その道中でガソリンが止まってしまったのです。
お店もなく車通りも少ない一本道。
3日ほどシャワーを浴びることができずにいた私たちは
どうしてもRVパークに到着したい気持ちがあり、
どうするかみんなで話し合った結果、
歩いて1時間のところにあるガソリンスタンドに
ペットボトルを持ってガソリンを汲みに行くことになりました。
みんなで大量のりんごジュースを飲んで
ペットボトルを空にしているとき、
ひとりの仲間の提案でダメ元でガソリンスタンドまでの
ヒッチハイクを始めることになりました。
ヒッチハイクを始めてすぐに早速2台通ったのですが、
もちろん通り過ぎてしまいました。
やっぱりダメか~と思っていた矢先、
なんとさきほど通り過ぎた一台の車が戻ってきてくれたのです!!
止まってくれた優しいおじさんにガス欠になってしまって
ガソリンを汲みに近くのガソリンスタンドまで送って欲しいと
事情を説明すると、自分のお家まで私たちを連れて行ってくれ、
お家にあったガソリンを私たちに分けてくれました。
まさか一台目の車が止まってくれると思わなかった
私たちはすごく驚いたとともに感動したのを
今でも鮮明に覚えています。
「なんで止まってくれたの?」と聞くと、
「だって助けを求めてたでしょう。
次はあなたたちが助けを求めている人に手を差し伸べてあげてね。」
と言われ、すごく感動しました。
異国からきた知らない私たちに
優しく手を差し伸べてくれたおじさんには
本当に感謝しています。
その後、私たちはキャンピングカーに戻り
そのガソリンを無事に給油できました。
頂いたガソリンを使って最寄りの開いている
ガソリンスタンドまで行き、
その日の朝方に目的のRVパークまで辿り着くことができました。
こんなに素敵な一期一会があるのかと
とても暖かい気持ちになり、
アメリカ横断で心底感動したエピソードでした。
私も困っている人を見つけたら
この優しいおじさんのように迷いなく
手を差し伸べたいとおもいます。
あの時の優しくてかっこいいおじさん本当にありがとう!!
see you again!!
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