初めての南フランスの旅
Tintin et Milou さん
2024/07/10 投稿
フランス人の夫と初めてフランスを訪ねたのは、
2023年の夏。
南フランスに住む家族を訪問したことで、
フランス人の普段の生活を体験できた、
素敵な旅になりました。
訪ねたのはPerpignan, Le Barcares, Saint-Cyprien, Angel's -sur Mer,
Ille-sur-Tet, Castelnau, Thuir, Villefranche de Conflentなど...
スペインとの国境にありピレネー山脈の麓の町々はフランスとはいえ、
ラテンの風が吹く観光名所がたくさんあります。
毎朝、近くのパン屋さんに歩いてパンを買いに行くと、
通りですれ違う時に目が合うと皆が "Bonjour!" と挨拶してくれます。
毎週土曜日には、ある場所は普段通る道が歩行者天国になりmarcheが開かれ、たくさんの買い物客でにぎわいます。
洋服や靴、お花や野菜や果物、コスメやリネン類まで何でも売り出されて、
それを見て回るだけで南フランスの日常生活を体験できます。
あと、道端に本棚のショーケースみたいのが設置してあって、
誰でもそこに自分の本や雑誌を置いて
「読まれたい方はどうぞ」
みたいに他の人とシェアすることが出来るようになっていたのは
素敵だなぁ、と思いました。
読み終わったらまた、その本棚に返却して、また他の人が読めるように出来たり。
それから、城壁に囲まれた町々も各地にあります。
やはり田舎なので過疎化が進んでいて、
主に観光客のために色んなお店が出ている感じなのだけど、
実際そこに住んでる人たちもいて、
めちゃめちゃ自分たちがくつろいでいるお家の前を観光客が通りまくって、
立ち止まって写真を撮ったりしているのに、
笑顔で挨拶されているのを見て、
「なんて心の広い人たちなんだろう」と感心しました。
本当の意味で、自分たちの町を誇りに思っている人たちって、
「よく来てくれたね~。どうぞ、ゆっくり見ていってくださいね」っていう気持ちが、
観光客への対応に顕著に表れるんだなぁと。
雨も少ない南フランスはいつも晴天で、
どこで写真を撮っても映える場所ばかり。
たった2週間の滞在でしたが、町の中の生活も、海水浴場も、
Tren jaune で上るピレネー山脈も、
山火事に備えて待機している消防隊員たちが、
実際には仕事してると言うより、
みんなでおしゃべりしたり、遊んだりしている様子も、
全てがのどかで素敵な光景でした。
そして、この旅がきっかけになり、夫と私は1年後、南フランスに移住することを決めました。
毎週土曜日に開催されるMarch? はとても楽しいので、旅の日程に含めると良いと思います。それから、Tren jaune のチケットはネットで購入します。夏の時期は夜10時くらいまで明るいのでArgel?s sur Mer などの浜辺近くを散歩するミュージシャン達のバンド演奏があちこちで見れます!