ほっこりというよりソワソワ、ひやひや...
K子 さん
2024/07/18 投稿
カナダのバンクーバーを訪れたのは翌年にオリンピックを控えた2009年。
ワーキングホリデービザででした。
到着して数ヶ月が過ぎた頃、母が日本の雑誌やお菓子を送ってくれました。
しかし、なかなか届かず荷物のトラッキングコードを調べたところ、
住所不明で空港近くの配送センターへ持ち戻りになっていました。
(郵便番号と番地をテレコに書いていたことが判明!)
配送センターへ荷物を受け取りに行くことに。
ダウンタウンから空港近くまでは少々距離があり、
スカイトレインで向かいました。
最寄りの駅から配送センターまで徒歩10分程、
帰りは荷物を持って来た道を帰るのか、とげんなりしました。
ガードマンがいるゲートを通りセンターの中へ。
パスポート等で本人確認をし、無事に荷物を受け取ることができました。
さて荷物のダンボールを抱え、ダウンタウンまで帰ります。
先ほど通ったゲートを通過しようとしたら、ガードマンに呼び止められました。
白髪のおじさん、ガタイのいい若者。
止められるような、何かしたっけ?
ゲート横の事務所へ連れられました。
おじさんが話しだします。
カナダへ来て数ヶ月経ったとはいえ、
まだペラペラとはいかない英会話。
一生懸命に話していることを理解しようとしますが、
なかなか聞き取れませんが、ようやく話す内容がわかったきました。
おじさん、同僚の若者のことをすごく良く言ってる。
若者の家族のこともしっかりした家族で素晴らしい、なんて言ってる。
そのうち、若者がわたしの連絡先を聞いてきました。
これはナンパか!
とここで初めて気付きました。
連絡先を聞いてきたけど、どうしよう、全然タイプじゃないし、早く帰りたい...と思い、
facebookのみ教えて早々と立ち去ろうとしました。
しかし今度は、いとこがもうすぐ仕事を終えて配送センターから出てくるから、
送ってもらえと言います。
それはちょっとラッキーと思い待つことに。
10分も経たずに仕事終わりのいとこがやって来ました。
彼は快くなのか、面倒だなと思ったのか分かりませんが、
ダウンタウンに近い駅まで送ってくれました。
そこからスカイトレインに乗り、
無事に荷物を持ってアパートまで帰ることができました。
その時は慣れない出来事に疲れてしまっていましたが、
後々考えると比較的治安のよいカナダでも本当によく無事だったなと思いました。
出会った人たちが良い人で良かったです。
その時の若者とはそれから連絡はとっていません。
知らない人の車に乗るのは十分に考えてから。