ハワイの夕日がくれた、心を癒すひととき
はるとぉぉ!Harutooo! さん
2025/09/05 投稿
大学時代、私はハワイへ交換留学していました。
初めての海外生活は、楽しみよりも不安のほうが大きかったかもしれません。
慣れない英語、文化の違い、
現地の授業のスピードについていくのも大変で、
最初の数週間はホームシックで泣きそうになる日もありました。
そんなある日のこと。
課題に追われて気持ちが落ち込み気味だった私を見かねて、
ルームメイトが「今日は夕日を見に行こうよ」と誘ってくれました。
半信半疑のままビーチに向かい、
砂浜に座って海を眺めながら待っていると、太陽が少しずつ傾き始めます。
空がゆっくりとオレンジ色に染まり、
やがて赤やピンク、そして紫へと移ろっていくグラデーション。
波の音は一定のリズムで耳に心地よく、潮風が頬をなでるたび、
日中の蒸し暑さも和らいでいきます。
観光客も地元の人たちも、
誰もが言葉を失ったように静かに夕日を見つめていて、
その穏やかな空気感がとても印象的でした。
太陽が水平線に沈む瞬間、まるで世界が息をのむように、
すべての音が一瞬だけ消えた気がしました。
そのとき感じたのは、言葉では言い表せないほどの解放感と安心感。
「あぁ、来てよかったな」心の奥から自然とそう思えた瞬間でした。
それからというもの、私は時間を見つけてはビーチに足を運び、
何度も夕日を眺めるようになりました。
課題に追われて焦る日も、うまくいかず落ち込む日も、
夕日を見ていると不思議と心が軽くなっていきます。
ただ海辺に座って、波と風と夕日を感じる。
それだけで十分でした。
ハワイでの留学生活は、勉強だけでなく、
人生の大切なことをたくさん教えてくれました。
異国の地で一人暮らしをするという経験は、挑戦の連続。
言葉や文化の壁にぶつかるたびに、
自分の小ささを痛感しましたが、それでも一歩ずつ前に進むことで、
気づけば少しずつ自信がついていったように思います。
そして、あのハワイの夕日は私に
「頑張りすぎないことの大切さ」
を教えてくれたように思います。
日本にいると、どうしても効率や結果を求めて予定を詰め込みがちで、
立ち止まる時間を忘れてしまうことが多いですよね。
でも、ハワイで過ごしたあの日々は、
ただ「今、この瞬間を感じること」の豊かさを教えてくれました。
帰国してから数年が経った今でも、ハワイで撮った写真を見返すと、
あの日の空気や潮の香りが鮮明によみがえります。
水平線に沈むオレンジ色の太陽、
波間を照らす光のきらめき、そして心地よい風。
目を閉じれば、まるであの日の海辺に戻ったかのような錯覚さえ覚えます。
疲れたときや落ち込んだとき、私はその写真を眺めて深呼吸します。
すると、不思議と心が軽くなり、「また頑張ろう」という気持ちが湧いてくるんです。
それはきっと、あの夕日が私に与えてくれた大きな力なのだと思います。
もしまた円高のタイミングで海外旅行に行ける機会が訪れたら、
迷わずハワイを選ぶでしょう。
ビーチに座って、潮風を感じながら、ゆっくりと沈む夕日を眺めたい。
そして、留学時代の自分にこう伝えたいんです。
「不安でも、一歩踏み出せば、必ず忘れられない景色に出会えるよ」と。
ハワイで見た海と夕日の写真は、
私にとってかけがえのない宝物です。
あの日感じた心地よい風と柔らかな光を、
少しでもこの文章を読んでくださった方にお届けできたなら、これほど嬉しいことはありません。
いつかまた、あの夕日に会いに行ける日を楽しみにしています。
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