みんなの旅話~ほっこりアルバム~

世界遺産のお祭り

サボーさん

2016/06/16 投稿

 

海外旅行が趣味の私。
ハンガリーは今回が2回目でした。

「なんでまたハンガリー?」
と友人たちは口を揃えて言っていましたが
そのきっかけは、BSのとある旅番組で観た
ハンガリーの美しい街並みでした。

初めてハンガリーに訪れた際は
首都ブダペストとブダペスト郊外の観光地センテンドレと
王道観光コースを回ったのですが、
また行くなら次は違うところに! と考えており、

以前から気になっていたオーストリアとの国境付近にある
小さな観光地ショプロンという街と、
調べていると行きたい時期にちょうど世界遺産のお祭りがある
ということを発見した、モハーチという
ブダペストから南にバスで3時間の街に行く事にしました。

ショプロンはすごく小さなかわいい街で
1〜2時間もあれば街を観光できてしまいます。
ブダペストからオーストリアのウィーンまでをつなぐ路線沿いにある街なので
ウィーンに行くついでに気軽に立ち寄れます。

そしてモハーチ。
お祭りの日の前夜に到着。

前日の段階では本当にここでお祭りがあるのか?
とびっくりするほど閑散として
ザ☆ヨーロッパの田舎といった感じでしたが、
日が明けると一変!

国内外から大勢の観光客で賑わっていました。

市役所前の広場にはステージが設けられ、
市民の人達がブショーという赤いお面に白(たまに黒)の
毛がもさもさしたコスチューム?(写真参照)をまとい、
人をおどかしたり、女の子を捕まえたりしながら(笑)街をパレードしていきます。

パレードをしている道沿いではたくさんの屋台が出ており、
ハンガリー独特のお菓子や
ハンガリーの特産品カローチャ刺繍の施されたテーブルクロスや
その他様々なものを売っていました。

たまたま、モハーチの副市長さんにお話を伺うことができ、
お忙しい中少々街の案内もしてもらえました。

この方はお仕事上外交もやられているようで、
英語とドイツ語がとても堪能な方で
話の途中にジョークを交えたり本当にお話し上手でした。

そもそも、なぜこのお祭りが始まったか、
そしてなぜブショーが誕生したかということも
非常に詳しく教えて頂いたので少し紹介します。


それは400年以上前、
オスマントルコがヨーロッパを制圧しようと
南からどんどん攻めて来ていた時のこと。

とうとうその軍がモハーチのドナウ川(ブダペストにも続く有名な川)の向かいまで来たそうです。
夜には攻められるという事が分かっていた街の人々は、
戦いでは負けてしまうので、
何かいい手はないかと考えていました。

そして考えついたのが、
オカルトが大の苦手なオスマンの人々を
毛むくじゃらの格好をして怖い面のお面を被り
追い返そうという事でした。

その夜、街の人たちはみんなでその格好(ブショーの格好)をし、
ドナウ川にボートを浮かべ敵のいる反対の川岸まで向かいました。
そして攻め入ろうとした敵を驚かせ、
ここは攻めてはいけない!逃げろ〜!といった感じで
腰を抜かしたオスマンの兵士たちは逃げていき、
モハーチの街、さらにはハンガリーも守られたそうです。

その事からモハーチは
毎年ブショーを祀ったこのお祭りを開催しているという事でした。

朝から晩までずっとにぎわいっぱなしのお祭りでした。
いろんなお話も聞けたし、とても面白い経験ができたと思います。

次のハンガリー旅行はもっと落ち着いた東部のバラトン湖や
デブレツェンを巡りたいなあと計画中です。

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旅トクアドバイス

ハンガリーと日本とは直行便がない為必ず乗り換えなければなりません。中東系エアラインから格安でチケットが出ていますがそれは乗り継ぎが非常に不便で6時間以上の待ち時間がある事もしばしばです。 なのでオススメはエアロフロートでモスクワシェレメチボ空港経由です。これが最短経路となります。(モスクワでの乗り継ぎはセキュリティが大変混雑する為戦いになりますが…)社会人の旅行となれば時は金なりかと思うので少々高くてもこちらが断然お勧めです!

 

【 みんなの旅応援団 さいとう さん】

写真を見て絵本の「かいじゅうたちのいるところ」のかいじゅうたちに似ているなと思いました。
日本のなまはげにも通ずるところがある気もします。
それにしてもオカルトが苦手なオスマンの人たちをこの格好で驚かせて難を逃れたなんて、すごいアイディアですね!
ひとつのお祭りからその国の歴史なども知れて、ロマンチックな旅だなと思いました^^

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