オーストラリアへ留学
はなもげらさん
2018/11/19 投稿
私は今年の秋、オーストラリアへ英語を学ぶために短期留学しました。
出発前は、英語を学ぶと言っても短期の留学で英語をマスターできるわけがないし、耳が慣れたり挨拶程度がスラッと言えるようになればいいなと思っていました。
結果から言うとそれらの目標は達成できたと思います。
しかし、留学は私が思っていたよりも簡単なものではありませんでした。
初日の日曜日、ホームステイでお世話になるホストファミリーの家に初めて挨拶に行きました。
簡単な挨拶を交わした後に、ホストマザーはすごい速さで私に質問してきました。
私は何度も聞き返してようやく理解できました。
その後もホストファミリー同士の会話は2割理解できたら良い方でした。
私はTOEICのリスニングパートなどはある程度聞き取れる方でしたが、現地の英語はそれとは比べ物にならないくらいの速さでした。
次の日は語学学校への初めての登校日でした。ここで私はさらに心を折られました。
初日は、その日から入学する留学生に学校や街についての説明でした。
教壇に立つ先生が話しているとときより生徒たちがみんな笑います。
しかし私は聞き取れていないので何が起こっているかわかりませんでした。
しかし私には、先生がジョークを言ってみんなが笑っていること、そしてそれを私以外のほとんどが聞き取れていることはわかりました。
自分が聞き取れないだけでなく、周りの同時に入学してきた留学生が自分よりもはるかに聞き取れていることが私の心を折りました。
その日が終わる頃には、「自分はこんなに聞き取れないのか」「日本に帰りたい」とも思っていました。
その後数日はほとんど英語を聞き取れない生活にナーバスになっていました。
しかし、意外にもそう思っていたのは数日間だけでした。
私と同じ日に入学してきた留学生の中に私以外に1人だけアジア人がいました。
こういうときはその人が日本人とは限らないのに同じような顔というだけで親近感が湧きます。
話してみると案の定韓国人でした。
その人は自分よりだいぶ年上でしたが、英語力は自分と同じくらいで、お互い拙い英語なのにも関わらず会話が弾み意気投合しました。
会話の中ではお互いに相手の言っていることを汲み取ろうと集中して聞いていました。
ここから私の意識が変わりました。
その次の授業の時間でも、先ほどの集中して聞くというのが残っていました。
すると自然と先生の言うことがわかってきたのです。
家に帰った後もホストファミリーの会話を集中して聞いてみると前よりだいぶ理解できるようになりました。
その時に初めて気づきました。
私に足りなかったのは単純にリスニング力ではなく、集中して相手の言っている意味を汲み取るということでした。
私は始めの衝撃に驚かされて聞き取れないと諦めていました。
しかし、意外とジェスチャーも加われば理解できるものです。
私はこの経験を英語を勉強していくモチベーションにしていきたいです。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
感動してしまいました。はなもげらさんは確かに言語を学んだと思いますが、それ以上の大切なことに気づかれたんだと思います。言語の壁を超えられたように感じました。
韓国のお友達とまたぜひ会ってほしいなって思いました。