タベルナで食べたい
けーさん
2019/06/08 投稿
先日、新婚旅行でギリシャに行ってきました。
ギリシャでは"タベルナ"という大衆食堂があります。
店構えはおしゃれなレストランですが価格帯は日本の居酒屋さん位なので手軽にギリシャの郷土料理を頂く事ができます。
旅行最後の夜、アテネのタベルナが建ち並ぶストリートでどこで夕食を摂ろうかと主人と歩いていました。
ウェイターさんは男性の方ばかりで積極的に、でも温かい感じで次々と声をかけてくれます。
私達はシーフードのパスタ。それもムール貝とかイカなど色々入ったのが食べたかったのですがそういったメニューがある店は意外となかったのです。
ある蔦が絡まるクラシックなタベルナのメニューを見ているとおじいちゃんのウェイターさんが寄ってきてくれました。
「シーフードパスタが食べたいです。ありますか?」
「ないです。でも海老のオーブン焼きが21ユーロなのでこのお値段で作りますよ」
海老だとすると他の海鮮は食べれないのか、、躊躇しおじいちゃんにごめんね、考えさせて下さいと告げ更に2店検討しました。
やっぱりシーフードパスタってない、、 先程のおじいちゃんのようなウェットに富んだ対応をしてくれる店は他にありません。
それにご親切にしてもらったのも印象に残っておりやはりあのタベルナへと引き返しました。
「やっぱり来ちゃいました。大丈夫ですか?」
「もちろんです。どうぞ」 とおじいちゃんにテラス席を案内してもらいました。
「どこから来られましたか?」
「ジャパン」 主人は英語が話せないので私の拙い英会話で話は進んでいきます。
すると日本語のメニューを取り出して下さいました。 主人と一緒に感激します。
フレンチフライとムサカ、リクエストメニューのシーフードパスタを頼みました。
届くと期待以上に美味しそうです。
近くを大きな葉っぱを乗せたドリンクを運んでいるウェイターさんを見かけました。
かなり大きい葉でドリンクからはみ出ています。
そのドリンクのことが気になりながら食事をし、グリーグコーヒー(ギリシャのコーヒー)を飲みながらやっぱり頼みたいなと思いメニューをのぞきました。
その美味しそうな謎のドリンクがどれに該当するのか分かりません。 ウェイターさんに聞いてみます。
「さっき向こうのお客さんが頼んでいたドリンクって何ですか? グラスにビックリーフが乗った飲み物です」
流暢に話せるならばそう伝わったのでしょうけれど私の語学力ではさすがに上手く表現できませんでした。
日本語の話せるスタッフがいるんです、と他のウェイターさんが出てきて下さいました。 上手く会話が噛み合いません。
するとおじいちゃんウェイターさんが来てくれて一発で分かってくれました。
それはモヒートでした。
日本のモヒートは細かい氷とクラッシュし底に沈んだようなので分からなかったのです。
主人はあまりお酒を飲まないので1つだけ注文しました。
少し経ってストローを2本さしたモヒートが届きました。
やはり演出が海外だな、と感じるのと同時にお心遣いに感動しました。
おじいちゃんウェイターさんが美味しい?と聞いてくれます。
とても美味しいです。 と答えました。
実際アクロポリスからほど近くにあるそのタベルナは旅行期間中行ったタベルナの中でも一番美味しかったです
(ちなみにファストフード、ホテルも含めどの店もギリシャは日本で食事するよりも美味しいかったです。本当にオススメです)。
丁寧におもてなしして下さったギリシャの方々に感謝するハネムーンになりました。
ギリシャはハーブ・スパイスがとてもリーズナブルです。 シナモンとパエリアの調味料・サフランをお得にゲットできました。お土産屋さんにも豊富ですがスーパーマーケットはよりお得に買えます。 尚、アテネではナチュラルコスメのお店もあるので探せばリーズナブルに買えます。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
ステキな出会いですね!
気持ちが通じ合うのって言葉だけではないんだなと感じました。