インド北部チベット文化圏の穏やかな犬と人々
さとうさん
2019/06/08 投稿
インド最北の県、ジャンムーカシミール県の中心地レーの町に行ってきました。
レーは一般的に思い描くインドのイメージとはかけ離れた町。
レーの町は標高が約3500メートルで、冬はマイナス20℃以下が当たり前の極寒。夏でも日が落ちると肌寒くなります。
そこで暮らす人々も、私たちが一般的に思い描くインド人とは見た目・性格ともに少し異なります。
モンゴロイド系の親近感のある見た目と、物静かでアグレッシブさはほとんど感じない穏やかな性格の人々。
宗教もヒンドゥー教よりも 仏教が一般的で、街の至る所で赤い袈裟に身を包んだ僧侶たちの姿を見ることができます。
そんなレーの町で暮らすからでしょうか。
街のいたるところで ウロウロしている犬たちの様子も穏やかで、ほとんどその鳴き声や吠える姿を見ることがありません。
走っている姿すらあまり見かせませんでした。
気温は涼しいですが標高が高く日差しが強いレーの町。 直射日光に当たると一気に肌が焼けてしまいます 。
そんな強い日差しを避けるように 町の商店の軒下で 朝から堂々と昼寝をする 犬たちの様子があまりに無防備で、インドにいることを忘れとても癒されてしまいました。
狂犬病の危険もないとは言えないので残念ながら犬に触れるのは推奨できませんが、その様子を見ているだけでも穏やかな気持ちなれること間違いなしです。
そしてレーの魅力はなんといってもその景観!
インド北部からネパールにかかるヒマラヤ山脈の山々を間近に見ることができます。
歩くのが好きな人であれば、日帰りから数週間までの様々なトレッキングツアーもおすすめで、町の旅行会社などで手配することができます。
今回出かけた5月はまだトレッキングシーズン前で雪のために封鎖されているルートも多く、トレッキングに出かけることはありませんでした。
7月から10月のトレッキングシーズンにはさらに多くの観光客がレーを訪れるそうです。
トレッキングを諦めた私は、バイクをレンタルして少し遠出することにしました。
バイクでの小旅行は旅行者にも人気のアクティビティで、日本の免許でスクーターから大型バイクまでレンタルすることができます。
レー周辺にはゴンパと呼ばれる僧院が点在していて、バイクやバスでのアクセスが便利です。
レー周辺の道路状況は極めて良好で、よく手入れの行き届いた舗装路が続いています。
ヒマラヤの山々を見ながらバイクに乗って吹かれる風は最高でその感覚を忘れることはできません。
レーは非常に乾燥します。きちんと保湿をしないと顔も手も足も肌はボロボロに…。日本からたっぷり保湿グッズを持参しましょう。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
インドのイメージになかったので興味深く拝見しました。
ワンちゃんたち、すやすやとなんだか平和ですね!