みんなの旅話～ほっこりアルバム～

結婚25年目に突入。一人娘も独立し　
この度夫婦で初海外旅行を決行しました。

夫は48歳にして初の海外です。
「1日だけゴルフを！」という夫の要望から色々検索し、
マレーシアのボルネオ島を選択しました。

せっかくなので先ずはクアラルンプールへ。
空港からホテルへ向かうタクシーの超乱暴な運転の、
冷や冷や感から始まった夫のカルチャーショック。

昔ほぼバックパッカーだった私のチョイスは夫には少しハードかな？と思いながら、
地元の市場や無料のルートバスで連れ回し、屋台で夕食。

ホテルで少し休憩した後、
夫の為に予約していた「目の前にツインタワーがそびえ立つバー」へ。
日本から　そのツインタワーが最高に見えるシートをキープ。

そのシートに案内されるや否や「おー！すっげー！」と絶叫の夫。
二人して気に入ったタイガービールで乾杯し、
娘に「楽しいよー」って連絡している夫を見て　
とても幸せな気持ちになりました。

翌日早朝、空港に向かいボルネオ島のコタキナバルへの飛行機に乗ろうという時です。
大きな大きなトラブルが。
なんと予約していた飛行機に乗り遅れてしまいました！

フライトスケジュールの看板のサインが理解できてなかったようで、
搭乗手続きが始まった事に気付かず「やぱ東南アジアはのんびりしてるよねー」
とか言いながら待ち続け「遅すぎやなー聞いてくるね」と窓口へ。

そこで衝撃の台詞を告げられました。
「フィニッシュ」...「えー！どどどどーすればー？」必死の英語で交渉し、
あっちの窓口こっちの窓口たらい回しにされ、
何とか次の便に乗る事ができ、事なきを得ましたが、
コタキナバル空港に到着するまで　心臓はバクバクしたまま。

でもこの時に夫は　内心不安だらけだったはずなのに、
ずっと　その窓口のマレーシア人のクールな対応の物真似をし続け　
私の失敗を笑いに変えてくれてました(笑)

こうして何とかたどり着いたボルネオ島コタキナバルのホテル。
このホテルが最高でした。

まずスタッフが皆フレンドリーで何を聞いても笑顔で丁寧に説明してくれ、
とても気持ち良く、ロビー、プール、屋内外のレストラン全てオーシャンビューで、
プールサイドのカウチでボーッとしてるだけでも快適で、
何かオプションでも入れようかなと予定を決めていなかった時間帯は全て　
このボーッとタイムに費やしました。

いつも仕事漬けの夫、休みなく家事に追われる私。
こんな何もしない時間を、素敵な景色と波の音と南国の鳥の鳴声の中　
二人並んでボーッと。とてもとても贅沢な時間でした。

又このホテルは夕陽が美しいと有名で、
口コミ通り　いえ想像以上に素晴らしかったです。

海を望むレストランで又々タイガービールを飲みながら
何色にも変わっていく夕陽を堪能。
パームツリーの向こうに広がる濃いオレンジの夕陽は時間と共にピンクそして紫色に。
店内では生演奏でセンスの良いBGMが流れ本当に素敵なひと時でした。

コタキナバル二日目は夫ご要望のゴルフです。
このホテルの敷地内に有るゴルフ場でホテルのシャトルバスで行く...予定でした。
ところが待っても待ってもバスが来ない。
どうやらバスのドライバーが寝坊したらしい。

急いでコンシェルジュが小さなカートに私達を乗せゴルフ場迄飛ばしてくれ、
なんとかティーオフ時間にスタート出来ました(笑)
暑さやスコールも覚悟してましたが、今の日本の猛暑からしたら全然ましで、
お天気も快晴で南国の雰囲気たっぷりのゴルフを楽しめました。

夕食は水槽から魚介類を選び調理して貰うというシーフードレストランへ。
少し海外に居る事に馴染んで来た私達。
今迄の子育て生活などを懐かしみ思い出話などしながら民族舞踊を鑑賞し
海鮮料理を堪能しました。

翌日、午前中はホテル内のスパで夫婦並んでバリ式マッサージでとろけ、
その後バスで二時間かけてブルネイ近く迄行き、
マングローブのジャングルを野生の動物を見ながら進むリバークルーズへ。

両側がずーっとジャングルで低いボートからそれを見上げながら突き進む景気は
エキゾチックで神秘的で今思い出しても
「夢の中の出来事」としか思えない素敵な経験でした。

苦痛かｋuﾈ？と思案していたその片道二時間のバス移動。
意外にも夫はこの道中の車窓からの景色、
普通のマレーシアの家並や人々の様子にカルチャーショックを受け、
忘れられない光景になったと聞き、
同じ感覚を持ってる人だったんだと新たな発見(笑)

最終日　又もやボーッとタイムを過ごした後、帰路へ。
あっという間の6日間、ずーっと笑ってたような気がします。
とてもとても楽しい夫婦初海外旅行でした。次はいつ行けるかなー。