イランという国
pistachoさん
2019/01/23 投稿
2018年9月にイランを一人旅して来ました。
皆さん、イランと聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。
アメリカと仲が悪いこともあってか、なにぶん日本においては情報が少ない国ですので、危ない、テロ、といった良くないイメージが先行することもあるように思います。
また、砂漠で乾燥した大地に佇む建物は、どれも味気ないものだと思わせるかもしれません。
実際に行ってみて私は、イランをカラフルで美しさと人の温かさに満ちた、とても豊かな国だと感じました。
人々の生活に溶け込んでいるモスク。肌を見せない服装。バザールの熱気。
そこで売られている、色とりどりのストールやフルーツ、珍しいスパイスやナッツ。その何もかもが私の目に新鮮に映ります。
治安もとても良いです。
夜の21時頃までなら女の子たちだけで歩いていることもしばしばですし、小さな子どもを連れた家族連れを見掛けます。
テヘラン、イスファハン、シーラーズと旅しましたが、中でもシラーズの方々は人懐っこさ全開。
東洋の女が一人で歩いていることが余程珍しいのか、行く先々でハロー!、ニイハオ!ととにかく良く声を掛けられます。
ベンチに座っていたら、いずれ海外で働いて、その経験で国を良くしたいという意識の高い若者に、小一時間話し掛けられました。
レストランで食事をしていたところ、街を案内してくれるというおじいさんに声を掛けられ、名物のキャロットアイスのお店に連れて行って頂いたり、バザールでの買い物をペルシャ語で手伝って下さったりと、3時間程ご一緒した後、想い出にとアクセサリーをプレゼントして頂きました。
学生もすごく親切です。
何か困っていることはない?と下校時の男子学生たちが積極的に声を掛けてくれたり、非常に大きな聖廟で裏口から出てしまって、表通りに戻りたくても戻れず迷っていた私を、一緒に聖廟の中に戻って、送り出してくれたかわいい女子学生たち。
ヒジャブの被り方も、こうした方がイケてるよ!と指南してくれました。
人々との触れ合いは枚挙に暇がなかったです。
皆さんとても優しかった。
普段、東京で過ごしていて、いかに自分が他人に対しても、自分に対しても、余裕のない日々を過ごしているかを実感させられました。
そして、人から優しくして貰うと、やはり嬉しいものですね。
なかなか難しいことではありますが、この旅で受け取ったイランの方々からの厚意を、自分も社会に還元していきたい、そんな風に思った旅でした。
2011年以降にイランに渡航した方は、日本人であっても、今後アメリカ入国(乗り継ぎ含む)の際にはビザが必要です。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
私もそういったネガティブなイメージだったのですが、pistachoさんの投稿を読んでとても印象が変わりました!
行く先々みなさんとっても温かいですね^^行ってみたくなりました!