ソウルのお巡りさん
はぶすさん
2019/06/14 投稿
初めてのソウル旅行は2泊3日の超短期滞在。
「ショッピング」と「食べ歩き」に的を絞り、短い滞在時間を有効に使えるように計画を練りました。
土曜日の午後に到着し、仁川国際空港からソウル市内に車で向かったのですが、市内に近づくにつれ微妙に道路が混み始めてきました。
「首都に向かってるんだから仕方ないよなー」
しかし、ソウル市内に入った途端、人、人、人で街は人で溢れかえっています。
そして自分たちが走っている幹線道路も大、大渋滞~ クラクションがあちこちで鳴らされ、パトカーと思しき車がけたたましくサイレンを鳴り響かせ通り過ぎていきます。
聞けば、毎週土曜日、ソウル市内のいろいろなところでデモが行われており、それを迂回する一般車両とデモ隊を監視、市内をパトロールする警察車両バス等で混乱の極みとなっている模様。
「なぜ、土曜日に訪韓してしまったんだろう。。」 デモに参加する人、それを傍観する市民・外国人観光客。人と車の織り成す喧噪、熱気、久々に見ました。
騒々しさにびっくりするものの、おかしな混乱がないのは要所要所に待機している警察官のおかげか。
毎週末、休み返上でデモの監視のため出動する警察官に同情しつつ、目的地周辺に到着です。
さて、今回の食べ歩き計画の中には明洞地区に4月にオープンしたばかりの「黒糖タピオカミルクティー」のカフェに行くというのがありました。
到着した日の夜、散々道に迷いながらようやくお店を見つけ、念願かなって「黒糖タピオカミルクティー」にありつくことができました。
まず、ストローをさす前に(ここ大事!)ゆっくり上下左右に振ります。
黒糖とミルクティーが混ざり合って、見た目もいい感じになります。
タピオカ自体が甘い黒糖味で最後に残ったタピオカだけを口に入れても美味しいんですよ。
「おいしいね~」歩き疲れた身体を休めながら、しばしほっこりまったりした時間を過ごしていると、 「ん?あれは、、」 ものすごく見覚えのある衣装(!)を着用した若い二人組がお店に入ってきました。 (制服というよりはシャツの上に、日本で登下校を見守ってくださる方が着用するような黄色のベストを着て、くるぶしがちょっと見えそうな丈の短めのズボンを履いてます)
昼間デモ隊のまわりにいたお巡りさんたちではないですか。 2度確認しました。
背中に大きく「POLICE」ってあります。 間違いなくお巡りさん(警察官って呼ぶには和やかすぎるので)です。
「え?何か事件?スリ?強盗?なんでこんな平和なカフェに登場するんだよーっ!」(心の叫び声)
自分の表情が一瞬こわばりましたが、冷静に彼らの様子を観察してみると、 お店の注文カウンターに向かう列に加わり、表情はいたって和やか。
自分たちの順番が回ってくると店員さんに何かを告げ、おもむろに私が手にしているのと同じ「黒糖タピオカミルクティー」を受け取りました。
「あんたたちも客かいっ!」 ソウルのお巡りさんは市民の中に溶け込むのが上手そうです。
実際回りの人たちは違和感を覚えてる様子もありませんでした。 「おいしいですよね~」って声かけても大丈夫な気がします。
日本では、やましいことがなくても警察官とは目を合わせたくない(私だけ?)、いやむしろ、彼らを見てはいけない(やはり私だけ?)と思うのが私の中では普通。
例えば、日本で警察官が警察官の姿のまま、カフェ、いやカフェでなくてもコンビニでもいいですが、お弁当を買いに来る姿見ることないかな、と。
韓国ドラマで、具合の悪くなった市民をお巡りさんがパトカーで自宅まで送り届ける、なんてシーンを見ることがありますが、実際あるかもなーと妙に納得です。
日本で当たり前のことが海外では当たり前ではない、ということを十分承知しているつもりでしたが、まだまだ驚くことがたくさんありそうです。
さて、次はどこにいこうかな。 なんとなく各国の「お巡りさん」が気になってしまいそうです。
今回の旅行では「KONEST」というサイトで情報を入手しました。飲食店やショップではクーポンを使って割引になるところもあり、少しお得です。買った商品を入れる袋が有料のところもあるのでエコバッグがあるといいです。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
確かにリラックスしたカフェにいきなりポリスが来たらどきっとしてしまうかも!
韓国と言えば私はチキンを食べまくりたいです!w