みんなの旅話~ほっこりアルバム~

これがハワイかあ。

うるとらにゃーさんさん

2019/08/30 投稿

 

このハワイの旅は私達にとって、初めて家族で行く海外旅行だった。
私がママになる前、数カ国を旅したけど、初めてママになり、ドタバタバタバタ走り続けて約10年と少し、はっきり言ってこんな感覚を忘れていた。
家族で夏休みにハワイ、若い頃どこか斜に構えて見ていた、あまりにも日本人が好きそうなスタンダードな情景、なぜ多くの人がハワイへと突き動かされるのか、私はこの旅行で嫌という程思い知ることとなった。

1日目。
私達はホノルルへと到着し、ホテルにチェックイン後、近辺を散歩したり、目についたレストランでどデカイハンバーガーを食べたりしていた。
ああ、アメリカサイズだな、やっぱりネイティブの英語はスピードが早いな、そんなことを考えながら子供達と一緒に写真などを撮っていたら、一人のちっちゃいおばちゃんが私達に近づいてきて辿々しい日本語で話しかけてきた。

「Hi, あなたたち日本人?」 私達がそうだと頷くと、そのおばちゃんはどうやら日系の方らしく、その昔日本に住んでいたと言う。
「もう何十年も前のことよ。だからね、日本語ももうたくさん忘れてしまった」
その後、おばちゃんは私達といくらか日本についての話をしたあと、 「ここは本当に素敵なところよ。Enjoy your trip!」とその浅黒い顔をくしゃくしゃにして去って行った。

2日目、3日目はダイヤモンドヘッドに登ったりハナウマ湾、ノースショア、ハレイワタウンに行ったりと観光を楽しんだ。どこに行っても景色は素晴らしく、暑くても風が気持ちよく、スコールは心地よく最高だった。
そしてその夕方、テンションの高いままにワイキキビーチにまだ行っていないことに気付き、家族で散歩していたらちょうど陽が落ちていくところだった。
寄せては引いていくボリュームのある波とサーファー達が戯れ、子供達が波の勢いとともに砂浜にダイブしたと思ったらまた海に勇んでいく、幼い子達が作る砂山、それを見守る陽気な目、目、どこからともなく聞こえるハワイアンな音楽、あまりにもくっきりとしたオレンジと黒のコントラスト。

気が付いた時には、私は泣きそうになっていた。
感動のせいからだけではない。
このハワイの情景が私の中の全ての喜び、悲しみ、そして今まで隠れていた小さな感情のかけらさえも、露わに炙り出したのだ。
私は近くではしゃぐ旦那と子供達の笑顔を眺めながら、あのちっちゃなおばちゃんの、まるで泣き出しそうなくしゃくしゃの笑顔を思い出していた。
人生は美しいだけじゃない、だけど悲しいだけでもない、そんな感じの表情だった。
ここにいる人々、みんなパワーをもらいに、傷を癒しに、または一度何かをリセットするために来てるのかな、ふとそんな気がした。

もう夕闇がそこら中を侵食していた。だけど人々のざわめきはいつまでも消えることがなかった。

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旅トクアドバイス

 

【 広報チーム さいとぅ さん】

うわ~本当に綺麗な夕焼けです!!
お写真だけでもこんなにぐっとくるのですから、それほどの感動というか気持ちが動かされるものなのかなと感じました。

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