トランジット失敗、卒業旅行延長編~ドーハの旅~|みんなの旅話

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トランジット失敗、卒業旅行延長編~ドーハの旅~

たまりんさん

2019/09/24 投稿

 

卒論も書き終わり、大学4年生の2月にイギリスへ卒業旅行に向かった。
はじめてのヨーロッパ。はじめての乗り継ぎ。何もかもがはじめてで緊張だった。
メンバーはサークルの同期で私含め3人、他の2人が英語が堪能だったので、特段のトラブルもなくロンドンでの1週間の日々は過ぎ去った。

帰国日。
ヒースロー空港からカタールのドーハ空港を経由して、羽田への帰路につく。
中東系の航空会社の利用ははじめてだったが、靴下や耳栓、歯ブラシと様々なトラベルグッズももらえ非常にサービスの良い航空会社だった。
しかし、順調に思えた旅路に不穏な雲が立ち込めた。かれこれ30分近く飛行機が飛ばないのである。機材点検が間に合っていないらしい。
トランジットは2時間もないので、ちょっとの遅延も命とりである。
1時間経過してやっと飛び立った。気が気でなかったが、なんとか間に合うか?というところである。

ドーハについて、いざダッシュ!と思っていたら、なんと羽田行きの便はもう間に合わないことが確定しているらしく、グランドスタッフの案内によって、ホテルのバウチャーが渡された。
どうやらホテルや食事、送迎はすべて無料でカタール航空が手配をしてくれるらしい。
ここにきて、まさかの初の中東観光、卒業旅行延長編のはじまりである。
非常に不安感に苛まれたが、間に合わないものはしょうがない。気分を切り替えて、ドーハ観光スタートである。

まずはホテルにチェックインして腹ごしらえを。
中東は乾燥地帯であるからか、ヤギの干し肉など一風変わった料理が目立った。
味は酒のおつまみにちょうどいいかもしれない。
はてさて、観光は、タクシーをホテルに呼んでもらい、ドーハの主要観光地ですぐ回れるところをピックアップしてもらった。

1つは美術館であり、アラブ系の展示物が多く、コーラン(レプリカの可能性あり)なども展示されていた。
また、ショッピングモールは豪華絢爛な装飾が施された水たばこなど、成金趣味を感じさせるものも多数あった。
急な延長編ではあったが、こうした予期せぬハプニングも学生の旅ならではないだろうか。

写真は今日一日を振り返り感傷に浸りつつ撮影した、ホテルの屋上からの夜景である。
東京の夜景とは異なり、ネオンのうるささはなく、低層の建物が多く見晴らしが良かった。
オレンジ色の街頭の温かい光とベージュ色のアラブ風の建物は目にやさしい色合いである。
中東には怖いイメージもあるが、この夜景をもう一度見たいと思うことが今でもある。

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旅トクアドバイス

ヤギの干し肉は名物かもしれない。美術館もおすすめスポットである。タクシーはクレジットカードが使えて便利で、観光案内もしてくれた

 

【 広報チーム さいとぅ さん】

トランジットの失敗って特に海外で飛行機だとドキドキですよね。。
でもそのおかげで!?こんなラッキー旅ができたなんてちょっとうらやましいです!

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