機内食
るるさん
2019/11/06 投稿
海外旅行はおろか、飛行機旅にすら不慣れな私。
本当に久々のフライトだったので、何日も前から、手荷物と預け入れ荷物の制限を何度もチェックしました。
そして、入念に準備したおかげで、おっかなびっくりではありましたが無事に搭乗手続きをクリアすることができました。
安心しきって飛行機に乗り込むと、一気に睡魔が、、。
うとうとしていると、物音で目が覚めました。どうやら機内食の時間だったようです。
「そうだ!飛行機には機内食があったんだ!」私はこのときまで、機内食の存在をすっかり忘れていました。
どんなものが食べられるだろうとソワソワしながらCAさんがやってくるのを待っていると、前の席の人がメニューの選択を迫られています。
「チキンorビーフorビビンバ?」......え、ビビンバ?ビビンバって言った?飛行機でビビンバが食べられるの?......
そう、私が乗った飛行機は韓国の航空会社の飛行機だったのです。
これはもうビビンバを頼むしかありません。
「ビビンバプリーズ!!」
すると、ナムルの入ったお皿・パックご飯・絵の具のチューブのようなもの・ビニールの容器に入った調味料らしきものが、目の前に置かれました。
さぁこれは、どうやって食べるんでしょう??
さっぱりわからなかったので、周りを見渡し韓国人の乗客の動作を観察してみると、どうやら絵の具チューブにはコチュジャンが、ビニール容器にはゴマ油が入っているようです。
そして、それらとご飯をナムルのお皿で混ぜ合わせて、セルフでビビンバを作っているではありませんか。
なんて楽しそうなんでしょう!
私はさっそくご飯をお皿に移し、コチュジャンをたっぷり絞り出しました。
胡麻油は勢い余って、少し指にかかってしまったけど気にせず投入。
韓国っぽい柄の細いシルバーのカトラリーでご飯を混ぜます。
パックご飯ではありますが、しっかり温かく湯気がたっているのでそれと一緒にコチュジャンと胡麻油の香りも立ち上ってきます。
自分で混ぜるという作業が加わるだけでこんなに期待感でワクワクできるなんて!
完全に混ぜきるのを我慢できずに一口食べるとしっかりビビンバの味がするじゃないですか。美味しい。
飛行機でほこほこの温かいご飯を食べられることがこんなにも嬉しいだなんて。
勢いづいて、どんどん食べ進めました。
時折コチュジャンを足して、混ぜて、食べる。
胡麻油を足して、混ぜて、食べる。
気がつけば、ご飯を食べきっていました。
パックご飯は200グラムほどあったでしょうか。普段あまり量を食べないのですが、あっという間に食べきってしまいました。
旅行はまだまだ始まってもいなかったのに、誘惑にかられて、機内食に満腹にさせられてしまいました。悔しい。
でもお陰様で、お腹いっぱいのホクホクした優しい気持ちで寝入ることができました。
エコノミークラスの旅ではありましたが、食事も睡眠もバッチリで良い旅のスタートをきることがでしました。
ありがとうセルフビビンバ!またいつか!
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
えー機内でそれは楽しい!!しかもおいしそう!!
韓国航空に乗ってみたくなりますね笑