フィリピンの心 heart of philipin
ただうみさん
2019/11/08 投稿
昨日、フィリピンから帰国しました。
フィリピンの人々の暮らしぶりについて書きたいと思います。
棚田や美しいビーチ、古い町並みなどがクローズアップされる一方で、庶民の生活はいまだ貧しいという感じがしました。
特に公衆衛生という面では、かなり大きな課題を残していると思います。
あちらこちらで悪臭がしたり、歩道がごみでいっぱいになっていたり、水道水が飲めなかったり。
それから、街を歩くと物乞いや道路で段ボールを引いて寝たり、座りこける人々が目立ちます。
特に悲しかったことの一つは、まだ一歳ぐらいの赤ちゃんが両親とともに幹線道路沿いの歩道で段ボールの上に寝ていたことです。
排気ガスや砂埃で、とても赤ん坊を育てる衛生的な環境とは言えませんでした。
また、コンビニエンスストアの前に座り赤ん坊を抱えながら、何かを求めてくる女性。
落胆を感じたのは、その赤ちゃんがもうぐったりとしていて、命の危険すら感じました。
もう一つ悲しかったことは、手の指が途中でまでしかなったり、足がなかったり、極端に細かったりする、いわゆる五体不満足な人々が物乞いをしていたことです。
これらのことに出会い、最初、どうしたらいいのかわからなかったのですが、未熟な僕なりに食べ物や水、それからお金を渡したり、笑顔を振るまったりしたのですが、それでは根本的な解決にはならないと感じました。
自分には何もできないという無力感に陥りました。
日本の生活保護制度や障碍者年金のような、最低限の文化レベルを保つ制度をフィリピンに求める一方で、教育なのか、何かわかりませんが、大きな愛のようなものが必要だと思いました。
単に働きたくないから、奪い取るように物乞いする人々には、ごめんと謝って通り過ぎればよいことかもしれませんが、働けない、仕事につけないという人々の場合はどうすればよいのか、ということをつくづく考えさせられました。
本人たちもきっとどうしたらよいのかわからないのでしょう。 今はただただ、彼らの平安を祈るばかりです。
一方で、暮らしぶりは貧しい人々ですが、中には廃墟のような建物の中で、元気いっぱいに、心豊かに暮らしている人々もいました。
そういう人々は穏やかさや笑顔に溢れていました。
物質的な豊かさではなく、人間的な豊かさがフィリピンという国にはあるのかもしれません。
暖かい彼らの心の中には、いったい何が詰まっているのでしょうか この深遠で奥深いテーマを皆さんへの旅のお土産とさせていただきます。
Thank you for your reading. samalat!
もっとも書きたいのは、とおりすがる人に笑顔を見せてください。 すると、多くの人が笑顔を返してくれたり、眉毛を上げたり、顎を突き出して、返事をしてくれます。 タクシーやトライシクルの呼び込みもno thank youと笑顔で答えることができます。 ショッピングモールなどのフードコートに行くと、lフィリピン料理が低価格で楽しめます。 バギオのガバナーパックロードにあるinihawkというお店の炭火焼バンガス(魚)がとても美味しかったです。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
フィリピンに限らずほとんどの国でそういった光景を目にします。
そのたびに日本は本当は豊かな国だなぁと感じます。
私たちに何ができるのでしょうか。