スペインの旅
みっちゃんさん
2019/11/08 投稿
旅の目的はサクラダファミリアを見る事でした。
30年前、15年前と2回見てきて、完成を数年後に控え、どこまでできているのか。今回が3回目の来訪。
30年前には生誕の門があるくらいでしたが、荘厳な姿の建築物。
ガウディが、いつできるともわからぬまま作り始めた教会が、その意をくむ人々の手で作り続けられていることに魅了されました。
その後の旅では柱が建ち、壁が出来、しかしまだ上を見上げれば、バルセロナの綺麗な青空が見えた。
この真っ青な高い空に向かって大きな塔が建つのだろうなと想像したものでした。
そして今回。
生誕のファサード、受難のファサード。異なる雰囲気ではあったが、どちらもキリストの一生を表現していました。
受難のファサードの作者が、ガウディの意思を継いでいる証に兵隊のヘルメットをガウディが建てたアパートのカサ・ミラの煙突の形からとったと言うのを見て取れたのはおもしろかった。
聖堂内部は彫刻に囲まれた外側とは違って、美しい色のステンドグラスで彩られていました。
建物を支える支柱が樹木のように枝分かれし、美しく、広い空間。
赤い石の柱、グレーの石の柱、白い石の柱。
色が美しいだけではなく、色の違いは石の硬さの違いで、一番大きな塔が建つ中央の柱は、赤い石。
一番強い石が使われている。
「逆さづり模型」でも有名だが、建築するうえで必要な構造を、美しいデザインで造り上げられているところに魅力がある。
サグラダファミリアの近くのホテルに4泊したため、バルセロナの街を観光する際に、朝、晩と、その外形を見る事が出来た。
夜のライトアップされた姿も綺麗だった。
グエル公園でさえ、当日の入場券は売り切れていたから、サクラダファミリア、グエル公園とも、もし行く予定のある方はインターネットで購入できるので、事前に入場券を準備されると良いと思う。
行く日にちと時間を決めて購入することになるが、どちらもその時間厳守で入場しなければならない。
以前は無料だったグエル公園だが、有料の部分が仕切られたことで、以前より小さなスペースになったように感じてしまったが、未来都市を想像して造られており、興味深い。
もう一つの旅の楽しみは、「バル」での食事。
バスク地方、サン・セバスティアンとビルバオまで足を延ばして、バル巡りをした。
店によってはバルのカウンターの上に美しく、かわいらしいピンチョスが並ぶ。
どこに入ろうか、この店では蝦のフリット、次の店ではオムレツ、生ハムもいいなと、それを眺めて決めるのも楽しい。
人気店ではバルのカウンターに立って食べる場所を確保するのも難しいくらい混み合っているところがあった。
美しいものを見て、美味しいものを食べることが出来た、楽しいスペインの旅でした。
サクラダファミリアは大変混んでいます。当日券が売り切れの事が多いですから、事前にサクラダファミリアのHPで購入したほうが良いです。グエル公園についても同様。カサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル邸などは当日現地で並んで入場券を購入出来ましたが、それぞれ25ユーロしていました。
●コメント
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【 広報チーム さいとぅ さん】
30年前、15年前と変化を追ってみてこられたのですね!
この世界的財産ともいえる建築の制作チームに日本人もいるというのが、同じ日本人として勝手に誇らしく感じている私です笑