旅の始まりは、フライトから|みんなの旅話

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旅の始まりは、フライトから

みみさん

2019/12/20 投稿

 

私が台湾旅行に行く、日本発の飛行機内での話です。
今回の旅行は、台湾に住んでいる友達を訪ねる旅だったので、往復の飛行機は1人で乗りました。
私の海外旅行は今回が2回目、1人で飛行機に乗るのは今回が初めてで、入出国審査やら、何かの手続きやら、1人でこなせるかとてもドキドキしていました。

行きの飛行機では私の隣に、中年の女性が座っていました。
人と話をすることが好きな私は、彼女がどんな人か何となく気にはなりましたが、彼女は日本の漫画本を読みながら時々クスクス笑っていたので、私は私で1人でのフライトを楽しもうと思いました。
彼女と話したのは、機内食のメニュー表をCAさんから渡された時くらいです。
台湾までは割と近いので、ゆったりとした気持ちでシートに座っていました。

しかし到着予定時刻まであと30分くらいのところで、私はソワソワし出しました。
入国カードがまだ手元にないのです。
一応現地にもありますが、書き物はゆっくり慎重に済ませたかったし、現地で1人入国カードを求めてウロウロするのも嫌だったので、どうしても私は飛行機内で入国カードの記入を済ましておきたかったのです。
CAさんに聞かなければと思いました。 私が乗っていた飛行機には日本人CAさんと台湾人CAさんがいます。
台湾人CAさんはもちろん日本語は話せますがやはり聞き取りづらいので、日本人CAさんに聞きたかったのですが、そういう時に限って周りには日本人CAさんがいないのです。

そこで思い切って隣の女性に「入国カードもらいましたか?」と聞いてみました。
すると彼女は「あ〜...入国カードて、結構ギリギリに渡されたりもしますけど〜...」と言いましたが、私が返事をする間も無く直ぐにキョロキョロして台湾人のCAさんをつかまえ、流暢な台湾語でCAさんに私のことを話してくれました。
彼女の口から急に生の台湾語が出てきたので私はびっくりして彼女の顔を改めてまじまじと見ましたが、よく見たら彼女は台湾人でした。
日本語の漫画本を読んでいたし、違和感なく日本語で私とのやりとりを出来ていたので、彼女が台湾人だったことに全く気が付きませんでした。
私の元に慌ててCAさんが入国カードを持って来てくれました。
私のことを通訳してくれた、彼女のおかげです。

私は彼女に「本当にありがとうございます!というか、日本語お上手ですね!私、ずっと日本人だと思っていました!!」と話しました。
彼女は笑って、今回の台湾旅行は初めてなの?とか、飛行機の到着まで色々な話をしました。
いざ着陸し、お別れする時私は、再度彼女にお礼を伝えました。
彼女は「よい旅を」と笑って手を振ってくれました。

台湾は親日国だと聞きますが、まさにそれを実感した一時でした。
実際に現地の台湾人も、とても優しかったです。
私はそんな日本と台湾の国際交流に触れられて、今回の旅行は本当に心温まるものになりました。

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旅トクアドバイス

台湾旅行で日本人に一番人気なのは、やはり九份だと思います。(映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった地として有名ですが、ジブリからは公式に否定されています f^_^;) 九份は趣があり、本場台湾茶もノスタルジックなお茶屋さんで優雅に味わえます。 ガイドブックには必ず九份のオススメお茶屋さんがいくつか載っていますが、九份は観光地として非常に混み合っているので、まず予約をしないとお店には入れません!(T_T) 気になるお茶屋さんがあるなら、先に予約をするがベストです。

 

【 広報チーム さいとぅ さん】

そんな出会いもあるのですね!
旅先の人との交流って本当に楽しいし想い出に残りますよね!

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