オーストラリア旅行前にチェック!物価・両替・現金についてワーホリ経験者が観光スポットも解説
大自然、そして近代的な建物と伝統的な街並みが融合するオーストラリアは、各都市によって様々な顔を持っています。日本とは全く異なる文化の違いや気候の違いなどから非日常を感じられます。
ワーキングホリデーを使い、オーストラリアの中でも最大規模の都市シドニーに8ヶ月、内陸部に位置するミルドゥーラという田舎街に2ヶ月ほど滞在していた私が、実体験をもとに、オーストラリアの物価やお金事情について解説します。
オーストラリアはどんな国?
日本の約20倍という広大な面積を持つオーストラリアは、地域によって全く異なる特徴を持ちます。北部には熱帯雨林が広がり、中央部には「アウトバック」と呼ばれる赤茶けた乾燥地帯が広がります。
オーストラリアの人口の多くが集中する東海岸や南海岸は温暖で過ごしやすく、有名なビーチが続いています。
また、世界最大のサンゴ礁郡「グレートバリアリーフ」や、先住民アボリジニの聖地である巨大な岩塊「エアーズロック(ウルル)」など、数多くの世界遺産に登録された自然景観が魅力です。
他の大陸や陸地から長い間隔離されていたオーストラリアでは、コアラやカンガルー、ウォンバット、クオッカなど、ここでしか見られない固有種も多く生息しており、日常生活に野生動物がいることが当たり前で、都市部の公園でも様々な野生生物に出会うことができるでしょう。
そして、約6万年以上前からこの地に暮らす先住民アボリジニの文化と、18世紀後半からの欧州植民地化を経て築かれた西洋文化が融合し、現代では世界中から移民を受け入れる「多文化主義」を掲げています。寛容でオープンな国民性は「マイトシップ(仲間意識)」と呼ばれており、オーストラリアのフレンドリーな社会の根幹となっています。
オーストラリアではワークライフバランスを重視する人々が多く、平日の夕方には家族や友人と公園でバーベキューを楽しんだり、海辺でリラックスしたりする光景が一般的です。物価は日本と比較すると高めですが、その分最低賃金も高く、質の高い生活水準が保たれています。
オーストラリアの気候

南半球に位置するオーストラリアは、日本とは季節が真逆なだけでなく、広大な国土を持つため、都市によって気候が大きく異なるのが最大の特徴です。
北部に位置するケアンズやダーウィンは、一年中気温が高い「熱帯気候」に分類され、季節は、雨の多い雨季(11月〜4月)と、晴れが続く乾季(5月〜10月)に分かれます。雨季にはサイクロンも発生し、かなり湿度が高くなります。
エアーズロック(ウルル)周辺の内陸部は乾燥した「砂漠気候」で、年間を通じて雨がほとんど降らず、夏は40℃を超える日が続き、冬の夜間は氷点下近くまで下がるという、激しい寒暖差が特徴です。
シドニーやメルボルン、パースなどの人口が多い都市は、日本と似たような「温帯気候」に分類され、四季を感じられる気候となっています。
どの都市にも共通していることといえば、非常に紫外線が強いことで、曇りの日でも日焼け止めやサングラス、帽子の着用が欠かせません。
オーストラリアの物価
オーストラリアの物価は日本の約1.5〜2倍と言われており、特に観光地の飲食店やお土産を購入する際には、より物価の高さを実感するかもしれません。
例えば、1オーストラリアドル=約113円(2026年4月時点)とすると、
ランチ:約2,300〜3,400円(20〜30 AUD)
カフェ:約660〜1,100円(6〜10 AUD)
ミネラルウォーター(500ml):約300〜550円(2.5〜5 AUD)
レストランでは無料の水を提供しているお店も多くありますが、追加で飲み物を注文すると1杯あたり約900円〜1,700円(8〜15 AUD)程度かかります。
オーストラリアの物価が高い背景として、まず第一に挙げられるのが最低賃金(人件費)の高さです。実際に、私はワーキングホリデー期間中にシドニーで働いていましたが、当時の時給は約2,700円〜3,000円(当時の為替レートで換算)と、賃金の高さに驚かされたのを覚えています。
また、国土が広く、食品やモノの輸送にたくさんのコストがかかるため、商品の価格に上乗せされているとも言われています。
一方で、オーストラリアは農業が盛んなため、スーパーに売っているフルーツや野菜は日本よりも安いなと感じていたので、食費等を抑えたい方は滞在中にスーパーなどもチェックしてみてください!
特に、主要スーパーマーケットのWoolworths(ウールワース)やColes(コールス)の独自ブランドはお得なので必見です!
オーストラリアはここで現金が必要!
オーストラリアではデビットカード決済を利用している方が多く、ほとんどのお店(飲食店や小売店含む)や公共交通機関でデビットカードやクレジットカードを持っていれば生活に困ることはありませんでした。
しかし、旅行や観光でオーストラリアに行く際には現金を持っていくことをおすすめします!
例えば、有名な観光地であるシドニーやメルボルンでは、週末になると大規模なマーケットが開催されています。もちろんキャッシュレス決済に対応しているお店も多くありますが、中には現金しか使えないお店もみられました。
また、日本と同じように地方に行けば行くほど、現金しか使えないお店も出てくるので、観光を楽しむために現金は欠かせません。
そして、海外旅行あるあるなのが「日本のクレジットカードが海外旅行で使えなかった!」というパターンです。英語が堪能な方であれば、トラブルをうまく切り抜けられるかもしれませんが、万が一の状況を考えて現金は持っておいた方が安心です。
オーストラリアで現金が必要になる例
決済時の通信障害
オーストラリアでは稀に決済ネットワークの障害が発生し、一時的にカードが一切使えなくなることがあります。
地方への遠出
内陸部や電波の届きにくい国立公園内の売店などでは、お支払いが現金のみの場合があります。
チップを渡す時
前述したように接客業の最低賃金はかなり高く、法律的にも義務付けられていないためカフェやレストラン、タクシーなどほとんどの場合チップを払う必要はありませんが、高級レストランやラグジュアリーホテル、特別なサービスを受けた際にはチップを払うのがマナーとされています。チップ用に現金を用意しておくのがスマートでおすすめです。
チップ用に小額紙幣を多めにご準備させていただくことが可能です。ご注文時に「小額紙幣多め」をご選択ください。
オーストラリアの観光地での支払い事情
オーストラリアは、世界でもトップクラスのキャッシュレス先進国で、タッチ決済が主流です。現地では「Tap&Go」と呼ばれ、多くの人々がデビットカードやクレジットカードのタッチ決済を使用しています。
人気観光地のシドニーでは、カフェやレストラン、小売店などの対人店舗だけでなく、電車やフェリーなど公共交通機関で専用の交通系ICカードを持っていなくても、手持ちのデビットカードやクレジットカードを改札にかざすだけで乗車可能です。
また、2026年10月からはカード決済時の手数料(カードサーチャージ)が廃止される動きがでています。
このように、オーストラリアでは国策としてキャッシュレスを進めてはいますが、海外旅行で起こりうる「万が一」を想定して現金を持っておくことをおすすめします。
オーストラリアの移動手段(電車賃やタクシーの目安)
オーストラリアではシドニーやメルボルン、パース、ケアンズなどの大都市が観光地として選ばれることが多いですが、各都市では電車やバス、フェリー、ライトレール(路面電車)の公共交通機関があります。交通費の相場は以下のようになっています。
1回移動(市内):3〜5.5 AUD(約350〜600円)
1日乗車券: 10〜20 AUD(約1,100〜2,200円)
タクシー初乗り:約3.6 AUD〜(約400円〜)
交通費も日本に比べると若干高い印象です。ただし、交通系ICカードをうまく使うと交通費の節約になるので、参考にしてみてください。
各都市の交通系ICカード一覧
シドニー (Opal)
距離によって運賃が変わる。週末は運賃が安くなり運賃の上限がある。
メルボルン (myki)
シティ中心部は「Free Tram Zone」で無料。
ブリスベン/ゴールドコースト (go card)
一定の乗車回数を超えると無料になる。
パース (SmartRider)
中心部(パース駅・エリザベスキー周辺)に無料バス(CAT)あり。
メルボルンやパースには観光客でも無料で利用できる、トラムやバスがあるのでぜひ有効活用してみてください!
公共交通機関の乗り方は、日本と同じように電車であれば改札に、バスであれば乗る時と降りす際に、交通ICカードをかざします。また、前述した通りデビットカードやクレジットカードのタッチ決済でも利用可能です。
オーストラリア観光1日の予算
私がワーキングホリデー中に滞在していたシドニーでの、観光モデルプランと予算について紹介します。
シドニー満喫!1日観光モデルプラン
09:00|ロックス (The Rocks)散策・カフェで朝食 約1,100円〜2,200(10AUD〜20AUD)
ロックスはシドニー発祥の地と言われ、古い建物や石畳の街並みがとても綺麗です。週 末にはマーケットが開かれ、朝から多くの観光客で賑わいます。
10:30|オペラハウス (Sydney Opera House)ツアー参加 約4,000円(35AUD)
オペラハウス周辺を見るだけでも十分楽しめますが、オペラハウスの内部を見学できるツアーに参加するのがおすすめです!
12:30|サーキュラー・キー周辺でランチ 約2,300〜3,400円(20〜30AUD)
海に面してレストランが並んでおり、カジュアルなレストランから少し高級なレストランまで数多くのレストランが並びます。
14:00|タロンガ動物園 (Taronga Zoo) 約6,000円(50AUD)
サーキュラーキーからフェリーで約15分でつきます。シドニー湾の絶景を背景に、コアラやカンガルーなどのオーストラリアの固有種を見ることが可能です。
16:00|サーキュラー・キー周辺でお土産購入 約6,000円(50AUD)
サーキュラー・キー周辺はお土産やも多く、簡単な手土産からここでしか買えない貴重な特産品など様々なお土産を選ぶことが可能です。
17:00|シドニー・タワー・アイ (Sydney Tower Eye) 約4,000円(35AUD)
シドニーの中心部にある展望台で、360度のパノラマビューでシドニーの街並みを見渡すことが可能です。オペラハウスやハーバーブリッジのライトアップが綺麗なので夕方がおすすめです。
19:00|ダーリング・ハーバー (Darling Harbour) でディナー 約4,000〜6,000円(35AUD〜50AUD)
シドニーの中でも活気のあるエリアで観光客に人気のエリアでディナーを楽しんでください。
今回は、外食が中心のプランになりましたが、1日あたりの大人1名の予算は、食費・観光地入場料・お土産・交通費合わせて約26,000円〜(220AUD〜)となりました。
このプランの他にも、シドニーでは入園無料のロイヤルボタニカルガーデンなど、ランチをテイクアウトしてピクニックをしたりすると、予算を抑えることも可能です。また、前述したように公共交通機関を、週末やオフピーク時間帯に利用すると交通費を抑えることもできるので、ぜひ試してみてください。
現金に関する「困るケース」
繰り返しにはなりますが、オーストラリアではかなりキャッシュレス決済が主流となっているので、観光客が現金に関して困るケースはかなり稀だとは思います。
しかし、万が一に備えて現金は持っておいたほうがいいと思うので、私は海外に行く際にいつも事前に日本で両替を済ませていきます。
オーストラリアの観光地に両替所もありますが、観光地の近くの両替レートはかなり高い印象を受けました。
また、地方に行けば行くほど両替できる場所も少なくなるので、内地へ観光に行く方は現金を持っていくことがマストになります。
もし、オーストラリアで急に現金が必要になった場合は、手数料こそかかりますがATM等からクレジットカードのキャッシングで現金を引き出すのも一つの手かなと思いますので、覚えておいて損はないと思います。
弊社でも国内であらかじめ現金をご準備されることをおすすめしております。現地での言葉の壁や機械の操作方法など、意外と現地での両替はハードルが高いという声をいただいております。
オーストラリアおすすめ観光スポット
冒頭で紹介したように、オーストラリアは都市によって全く異なる表情を見ることができます。人気の観光都市の特徴をまとめたので、観光地選びの参考にしてくださいね。
シドニー (Sydney)

シドニーはオーストラリア最大かつ最も有名な都市で、近代的で洗練された街並みや美しいビーチや自然が共存する都市となっています。
オペラハウスやハーバーブリッジといった世界的なランドマークが集中しており、世界各国から観光客が訪れるため、いつ行っても活気がある街です。
特に、ロックスはシドニー開拓時代の面影が感じられる石畳の街並みが美しく、何度も訪れたことのある場所です。また、中心部からは少し離れますがブルーマウンテンズ国立公園では、広大なユーカリの森を一望できてオーストラリアの広さを実感することが可能です。
シドニーの人気スポット
- オペラハウス(Sydney Opera House)
- ハーバーブリッジ(Sydney Harbour Bridge)
- ロックス(The Rocks)
- タロンガ動物園(Taronga Zoo)
- ボンダイビーチ(Bondi Beach)
- ブルーマウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)
- シドニーフィッシュマーケット(Sydney Fish Market)
メルボルン (Melbourne)

メルボルンは、芸術とコーヒーの街と評されることが多く、たくさんのカフェや路地裏のアート作品と出会うことができます。
メルボルンはヨーロッパ風の街並みが残る文化都市で、「世界で最も住みやすい街」に何度も選ばれているだけあって、シドニーよりも落ち着いた雰囲気が魅力の街です。
特に、南半球で最も美しいとされる「ビクトリア州立図書館」のドーム状の閲覧室は多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。
メルボルンの人気スポット
- フリンダースストリート駅(Flinders Street Station)
- クイーンビクトリアマーケット(Queen Victoria Market)
- ビクトリア州立図書館(State Library of Victoria)
- ホイザーレーン(Hosier Lane)
- ロイヤル植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)
- メルボルン・スカイデッキ(Melbourne Skydeck)
ケアンズ (Cairns)
ケアンズは、世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」や世界最古の熱帯雨林が広がり、圧倒的な大自然を感じられる観光スポットで、シドニーやメルボルン以上に海や山で様々なアクティビティを楽しむことができるでしょう。
国土の広いオーストラリアの中では、日本から一番近い観光都市で日本人にも人気の観光スポットです。
ケアンズの人気スポット
- グレートバリアリーフ (Great Barrier Reef)
- キュランダ(Kuranda)
- ケアンズ・エスプラネード・ラグーン(Cairns Esplanade Lagoon)
- ハートリーズ・クロコダイル・アドベンチャーズ(Hartley's Crocodile Adventures)
- パロネラ・パーク(Paronella Park)
- デインツリー国立公園(Daintree National Park)
ゴールドコースト (Gold Coast)
ゴールドコーストは、約57kmにわたる白い砂浜が特徴的で世界中からサーファーが集まるオーストラリア屈指のリゾート地です。
また、コアラの抱っこ体験ができる「カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー」や大人も子供も楽しめる複数のテーマパークがあり、旅行中はアクティブに活動したい方におすすめのスポットです。
ゴールドコーストの人気スポット
- サーファーズ・パラダイス・ビーチ (Surfers Paradise Beach)
- スカイポイント展望台(SkyPoint Observation Deck)
- カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリ(Currumbin Wildlife Sanctuary)
- ムービー・ワールド(Warner Bros. Movie World)
- スプリングブルック国立公園(Springbrook National Park)
- シー・ワールド(Sea World)
パース (Perth)

パースは、オーストラリアの主要都市の中で唯一西側のインド洋に面しており、美しい夕日やゆったりとした街の雰囲気が魅力の街です。街の中心部は、程よく栄えているので利便性もよく、住人と観光客のバランスが良い都市とも言えるでしょう。
パースの観光スポットで、特に有名なのが世界一幸せな動物と称される「クオッカ」に会うことができるロットネスト島で、フェリーに乗って行かなくてはならない孤島ですが、観光客が絶えない人気スポットになっています。
パースの人気スポット
- キングス・パーク (Kings Park and Botanic Garden)
- ロットネスト島(Rottnest Island)
- フリーマントル(Fremantle)
- コテスロー・ビーチ(Cottesloe Beach)
- ピナクルズ(The Pinnacles)
- スワン・バレー(Swan Valley)
ブリスベン (Brisbane)
ブリスベンは、驚異の年間300日以上が晴れという「太陽の街」として知られており、近年急速に発展しているエリアで、ゴールドコーストやバイロンベイからのアクセスも良く、オーストラリア人にも人気の観光地となっています。
開放的な街並みの中ゆったりと過ごすだけでなく、人工ビーチでリゾート気分も味わうも良し、コアラやカンガルーと間近に触れ合って癒されるのも良しと、オーストラリアの魅力が詰まった街でもあります。
ブリスベンの人気スポット
- サウスバンク・パークランズ (South Bank Parklands)
- ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ(Lone Pine Koala Sanctuary)
- マウント・クーサ展望台(Mount Coot-tha Summit Lookout)
- ストーリー・ブリッジ(Story Bridge)
- クイーン・ストリート・モール(Queen Street Mall)
- ブリスベン・シティ・ホール(Brisbane City Hall)
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外貨両替ドルユーロでは、こういった理由で多くのお客さまがオーストラリアドルをご両替しています。日本円で6万円~10万円分のオーストラリアドルを現金で持っていかれる方がほとんどです。